三十四話 ページ36
A視点
現在、燭台切と一期一振が俺の前に座り、俺の横に大包平が座って居る。
わぁい!イケメンがいっぱいだぁ!!(虚ろな目)
ていうか正面の一期さんが怖い………手汗ヤバイ………滝が出来るのは言い過ぎだけど水溜りぐらいならできそうなレベルで手汗がヤバイ………収まらない………
まるでヤンキーに囲まれた模範生の気分だ。
いや俺ヤンキーに囲まれた事無いけど。寧ろどっちかというとヤンキー寄りだったけども。
カツアゲとかした事無いけど、髪は茶色に染めてたし傷だらけだったし完璧にヤンキーだったよなぁ。
俺別にそんなつもりなかったんだけど。
俺がどうでも良い事に思考を路線変更(現実逃避とも云う)をしていると、一期さんがにこやかに笑いながら話し掛けて来る。
正直、恐怖以外の何物でもない。
「鶯丸殿、お加減は如何ですかな?」
『問題ない』
「良かったです。他の者も言葉には出さずに心配しておりましたので」
「おい、貴様用事は其れだけか?」
「鶯丸さんも疲れてるだろうし、用事が無いんだったら早めにお暇した方が良いんじゃないかな」
なんだろう、俺でも判るぐらいに此処の空気が凄くギスギスしている。
いやなんで?こいつら仲悪いの??
俺は首を傾げつつ、一期がこの場から居なくなってくれるなら有難いし別に良いかとこの空気を放置する。
然しまぁ簡単には居なくならない一期さん。こわい。
「そう云う燭台切殿は一体何の用事なのですかな」
「僕は昼餉を届けに来たんだよ。」
「昼餉程度、俺が届けに行く」
「いやいや、大包平さんは忙しいだろうしね。これぐらいは僕がするよ」
「燭台切殿こそもう帰っても宜しいのでは?」
「二人纏めて帰れ」
『皆、仲が良いようで何よりだ』
適当にそんな事を云う。正直疲れた。
めっちゃギスってるのは兎も角、何でこいつらお互いを追い出そうとしてるんだ。
そしてなぜ俺だけ追い出そうとしないのか。二人きりにでも成ろうとしてるのかこいつらは?
意味がわからん…………
と云うか。
…………これ、他は兎も角、俺と一期さんが二人きりになる状態になったらヤバイのでは?
ひっそりと焦る俺を置いて、口論は続く。
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リオン♛ - 四十話の仕組み凄いですね❗ (2022年7月28日 9時) (レス) @page43 id: b70e4d72d6 (このIDを非表示/違反報告)
梨の子(プロフ) - 今更ですけど青くして調べるって押したら出てきましたよ!! (2021年7月23日 10時) (レス) id: 52f349caa9 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者(サブ垢)(プロフ) - 彼岸花さん» あれ?なんででしょう……? (2018年10月24日 16時) (レス) id: 787e58ff6d (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 四十話の文字を選択で青くしても見れませんでした… (2018年10月24日 3時) (レス) id: da7e05a086 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者(サブ垢)(プロフ) - 阿国さん» いえいえ、こちらこそこの作品をご愛読下さり有難う御座います! (2018年10月11日 19時) (レス) id: 787e58ff6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐教信者 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年9月15日 19時