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外出が三十一回 ページ33

A視点




私はカウチみたいな、もしくはジェーンズ・ロングみたいな椅子に腰掛ける。というか寝っ転がる。

そしてうつ伏せになって上半身をちょっとだけ起こし、煙管を吹かす。




仄暗い照明に焚かれた妙に甘ったるい匂いのお香、全体的に中華な内装、煙管から揺蕩う紫煙。

私の目の前に置かれた三人の人間が映るパソコンとスタンドマイク、大きな机に所狭しと並べられた豪勢な中華料理。

そしてここが地下室だという事実。




それらが如何にも怪しげな雰囲気を醸し出し、私の妖艶さを最大限に引き出していた。




それだけじゃない。

私が今着ている大胆なスリットが入ったチャイナドレスから覗く太ももは理想的。

そして腰まであるつやつやのクリーム色の髪は纏められておらず、そのままで放り出されている。




それだけなのにどこか色気があるんだから美人って不思議。そしてお得。




因みにチャイナドレスを着てたり全体的に中華なのは完全に気分なので深い意味はない。




前に敦君と会ってから時系列的には結構時間が経った。

今は鏡花ちゃんがマフィアの密輸船を沈めたぐらいだ。

因みにあれから探偵社には行ってないし探偵社陣営&マフィア陣営の原作キャラとは会ってない。




え?なんで探偵社&マフィア陣営のキャラとは会ってないのにそんな事が判るのかって?




「………時間だ。」




暇すぎて誰に説明する訳でも無くそう考えた時、画面に映る三人の内一人がおもむろに呟いた。




私は煙管を一吸いして、それからカン、と音をたてて煙管の灰を専用の灰皿に落とす。

そして煙管を置いて煙を吐き、目の前の料理の中から一つ春巻きを指で挟んで口にひょいと運ぶ。




うん、凄い美味しいけど高級な味とか全くわからん。でも普通に美味しい。




「島国の田舎マフィアめ、約束の時間も守れないとはとんだはんちくだな!

聞こえたか?懸賞金作戦は失敗。どうしたものだか。」



「どうぞお好きに」




噂のクレイジーサイコレズが言葉を発したので私はほぼ反射的に肩をビクゥッ!!と揺らした。

クレイジーレズはそんな様子にゆるりと目を細めて至極楽しそうにした後、言葉を続ける。




「わたくし達が手袋を汚す程の相手ではありませんもの。」



「すべて予想の通りです。いずれにしてもぼく達は勝手にやらせて貰いますよ。

神と悪霊の右手が示す通りに」




話を戻してなんで時系列が把握してるかと言うとこの集会に巻き込まれてるからですかね!!

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(プロフ) - 終わっているですと!? (2月20日 0時) (レス) @page48 id: c840862e70 (このIDを非表示/違反報告)
くまさん - お願いします!!!終わらないでください!超好みの小説なんです〜! (12月10日 1時) (レス) @page48 id: 888b8ee33d (このIDを非表示/違反報告)
メープル - こういうのホンっと好きです!続きをお願いします!!!! (12月9日 14時) (レス) @page48 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - おわた? (12月2日 10時) (レス) @page48 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
日向 - 終わっ…て…いる…? (9月8日 16時) (レス) @page48 id: 8f5d606c19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:豆腐教信者 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年4月20日 9時

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