【名探偵コナン】テンプレ転生したら心理学極めてました。

二十一話 ページ23

A視点




ずずず、と珈琲を啜る。ずるる、とパスタを食べる。




私は運ばれてきたご飯を無言で消費する。しかし折角美味しいはずのそのご飯は全くと言っていいほど味がわからない。





それはなぜか？決まっている、皆からの視線が痛いからだよこの！

いい加減わかれ！もう私泣くよ！？恥も何もなく泣くよ！？ちくせう！ちくせう！




はー辛い……もう帰ろうかな……私がいてもここの空気悪くするだけだしな……




とか思っていると、蘭ちゃんが爆弾発言をする。




「……あ！そういえば、昨日この店に来てた男の人ってAちゃんだったんだよね？」



『おッ前私が必死に隠そうとしてたことを……！！いやあんたは悪くないけど……！』




思わずコーヒーを吹きそうになった。

やべぇ悪意のない人間一番怖いじゃん。爆弾発言ポンポンするじゃん……




あーしっかし外野の視線が鋭いな！こっわ！こっわ！




ああああ何より安室さんとコナン君がやばい怖い！！

「ホー」とか「へーそうなんだねー！」とか言わないで怖い！そして何よりも辛い！！！




私は速やかに天を仰いだ。拝啓前世の母上、私、二回目の死を体験するかもしれません。

先に二回も旅立つ不孝をお許しください………って感じだったっけ？

ていうかどんなパワーワードだよこれ。二回も先立つ不孝て。

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←二十話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す