三十四話 ページ36
A視点
思い出したら腹立って来たなぁ………と思っていると、轟君が首を可愛らしくこてんと傾げて聞いてくる。
クッソ可愛いな！癒し！！いっぱいちゅき！！！
「その問題が如何したんだ？」
『いや、如何したって訳じゃ無いんだけど………意見を聞かせて欲しいな？
全てが変わったら、もうそれは別のものなのかな？中身が同じなら一緒？』
「中身？」
『あ、ごめんごめんそれは忘れて』
正直、見た目が変わって別人の記憶まである私が、前世のままの私だと決めるのは難しいと思う。
若しかしたら、私は妄想で作られた痛い子なのでは？とすら考えた事あるし。
いや別に其れを気に病んでる訳じゃ無いんだけどね？
まぁ転生した直後に可能性として考えたのは考えたけど、私は私だし。
私ってば割と精神鋼だし。なんと言っても一応家族である人達に毎日無視され続けても元気だし！
ＨＡＨＡＨＡ！！
………まぁ、家族って言っても殆ど他人だしなぁ。悲しい事に。
いや下手に愛されるよりは混乱も少なくて済んだんだろうけど………
本当に神様ってばなんでこんなに闇深い家庭に転生させたんだろう。あと説明位はしてくれても良くない？
きっとその神様って物凄く性格悪いんだろうな…………
そんな事を考えつつ轟君の返事を待っていると、轟君はまた質問で返してくる。
「…………Aは如何思ってるんだ？」
『え、私？うーん…………皆がそれをテセウスの船だと思って見てるなら、それはもうテセウスの船なんじゃない？
例えどれだけ間違っていようと、皆が信じ込んだ嘘は最早真実なんだよ。』
「…………」
ね？と言って答えると、轟君は私の顔をじっと見ながら黙り込んでしまった。
いや答えておくれよ轟君。何で黙っちゃうの？
そう言おうとすると、図書館閉館の音楽が鳴り始める。
『あれま。じゃあバイバイだね』
「…………送る」
『え、いいよ。まだ五時だし』
「送る」
『えっ…………あっうん。ありがとう！宜しくね！』
一瞬轟君から変な威圧を感じて思わず頷いたけど、再びみて見れば何の怖さも無かった。
…………うん、気の所為だね！
其の後は普通に送って貰って帰りました。
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イチカ - ポイズンネタに思わず爆笑してしまいましたw (2023年1月29日 13時) (
レス) @page47 id: 4c1e53102c (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - （゛゛）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ですが、ちょっとあの作者リアルが忙しいので其処ら辺は無理っぽいです…すみません… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - No.0さん» いえ誤字です本当に申し訳ありません…直しておきます… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 轟様最強だ！ヤバい！検定とか、作れたら作ってください (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 泣きそうなくらい、はまりました。お願いします。性格がどうとか、どうでもいいので、高校卒業してからのやつとか作ってください。誤字脱字は、ある程度はいいです。上から目線すいません。 (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐教信者
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作成日時：2018年11月4日 23時
