prologue ページ1
A視点
ぱちり、という効果音付きそうな程に、私は嫌にハッキリと目を覚ました。
どれ位かと問われれば、眠りから覚めた筈なのに、眼を閉じていただけ、と錯覚させる程だ。
そして、そんな状態で目を覚ました私の視界に真っ先に入り込んできたのは見覚えの無い天井。
其れに驚いて横を見れば見覚えの無い部屋の壁。
そして恐る恐る下を見れば、やっぱり見覚えの無いベッドが私の目に映る。
………夢にしてはリアルな感覚に、これは現実なのかと数秒置いて理解しぞっとした寒気を覚える。
恐ろしくて叫びたくなるが、慌てて口を噤む。
此処が何処か分からないうちは無暗に叫ぶのは危ない。だって、誘拐されたかもしれないのだから。
私は取り敢えず見覚えの無いベッドから起き上がり、もぞもぞとベッドから降りてフローリングに足を付ける。
部屋は薄暗く、そしてその状態でも判る程に視線が私の記憶とかけ離れて低かった。
それに驚く間もなく、その時丁度目が慣れてきた所為で、此処が何処か、私は何者かを把握する事になった。
『……え、いや……は？』
思わずそんな事を小声で呟いてしまう。
でも、こんな状況になったら誰でも同じ様な事を言ってしまうだろう。
目に飛び込んできた物が、私の有り得ない妄想を膨らませた。
そして、そんな妄想と現実を結び合わせてしまった。
そして不幸な事にも、目に飛び込んできたそれが、その妄想を現実だと証明する証拠になった。
此処が何処かを少しでも把握するために部屋を見渡している時、偶然目に入ったもの。
それは大きな姿見で、私に異常性や違和感の正体を理解させるには十分すぎる証拠となり得るものだった。
私は有り得る筈の無い現実と向き合い、思わずその場にぺたりと座り込む。
カーペットの敷かれていないフローリングの冷たさが、これを夢では無いと確信付けていた。思わず乾いた笑い声が喉から零れ落ちる。
大きな姿見には、それはそれは美しい＿＿＿まるで神が時間をかけて精密に愛を込めて作った人形の様、と言う陳腐な台詞な言葉が似合う程に美しく、私は一瞬息が止まった＿＿＿
＿＿＿＿そんな容姿をした女の子が、私の動きを模して映り込んでいた。
これだけの情報が揃えば、元々漫画などの類が好きで二次創作や夢小説を漁っていた私なら、自分の置かれた状況が理解できる。
『もしかして、これ、転生ってやつ……？』
それが私の産声で
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イチカ - ポイズンネタに思わず爆笑してしまいましたw (2023年1月29日 13時) (
レス) @page47 id: 4c1e53102c (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - （゛゛）さん» そう言って頂けて嬉しいです！ですが、ちょっとあの作者リアルが忙しいので其処ら辺は無理っぽいです…すみません… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐教信者と豆板醤の絡め合え(プロフ) - No.0さん» いえ誤字です本当に申し訳ありません…直しておきます… (2019年5月2日 23時) (レス) id: 342d18db20 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 轟様最強だ！ヤバい！検定とか、作れたら作ってください (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
（゛゛） - 泣きそうなくらい、はまりました。お願いします。性格がどうとか、どうでもいいので、高校卒業してからのやつとか作ってください。誤字脱字は、ある程度はいいです。上から目線すいません。 (2019年5月2日 20時) (レス) id: 50935d5c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：豆腐教信者
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作成日時：2018年11月4日 23時
