【刀剣乱舞】ﾁｬｱと鳴く鶯に成ったと思ったら女だったんですけど〜多大なる勘違いを添えて〜【勘違い】

七十話 ページ28

A視点




大包平が言い負かされた後、俺はこれ以上ない位のニコニコ笑顔(しかし表情は全く変わらず無表情)だが大包平は思いっきり不機嫌そうである。




まー天下五剣に言い負かされちゃったからね！しょうがないよね！イケメンざまぁみろ！！

いや天下五剣の方もイケメンだけど。つまり良くねぇわ。畜生。




「鶯丸ッ！！！俺は絶対に行かせんぞ！！！！」



『大包平、耳が痛いぞ………と言うかなんだその台詞は。愛娘を嫁に行かせたくない父親か？

何度も言うが、心配しなくても酒を少し飲むだけだぞ。ちゃんと言い付けも守る。』



「あの狸ジジイが言う酒の席での大丈夫ほど信用出来ない物があるか！

素知らぬ顔でとんでもないことをしでかすに決まっている………！！それらを全て酒の所為にしてな！！」



『狸ジジイとは、大包平も酷い事を言うなぁ。

私の怪我や酒でのもしもを心配してくれることは嬉しく思うが、流石に考えが過ぎるぞ』



「正確な判断だ！！！」



『大包平、煩い。』




がらがらと車椅子を押されながらそんな会話をする。相変わらず声でけぇなオイ。

いや、ちゃんと心配してくれるのはマジで嬉しいんだけど、声がデカいし考えすぎだし顔が良いから(関係ない)台無しなんだよなぁ………

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