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別の棟の校舎の空き教室。




『大丈夫?』




「こんなことしたら、瑞稀になにされるか…」



そう訴える目からは、心配が感じとれる。




『それでも、守りたかったの。』




「…っ」



『ええ!?待って待ってなんか言った!?』


やばいぞ、これは本格的にみずっくんに…



「ううん、違くて。嬉しいの。」


嬉しい…?


『なんで!?』






「言ったでしょ?私は瑞稀と釣り合わないの。

 瑞稀は結構、周りを気にするタイプでね

 私のことなんか、全然見てくれなかったから。」





『…で、本当はなんなの?』



驚く岸。


だって、岸はね嘘をつくとき


鼻を触るんだよ。



岸にもわかるように、俺の鼻をトントンする。






「なんで知ってるの?」



『ん〜…皆結構言ってるし、』



「嘘…知ってるし、何?」



好きだと言ったら困るんでしょ?


優しいから、俺を想って距離を置くでしょ?





『そ、それはまた今度!』




それよりも、



『足、震えてたけど大丈夫?』



「ゆ、優斗。私がこれから言うこと

 ちゃんと聞いてくれる?

 嘘つかないから。お願い。」




『もちろん!…ゆっくりで良いよ?

 何時間でも待つから。』



「ふふ、うん。」




それから全部話してくれた、



俺とのお昼が楽しすぎたこと。


みずっくんと付き合って友達に、


距離を置かれず安心したこと





…みずっくんにいじめられていること。







途中泣きながら話す岸。



少しでも、落ち着くように、安心できるように


俺は背中を擦ってあげることしかできない。

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設定タグ:高橋優斗 , 井上瑞稀 , HiHiJets   
作品ジャンル:ラブコメ
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ふらんすぱん.。(プロフ) - *ケイスケ*さん» 返信遅くなりすみません、ありがとうございます 更新が遅いにも関わらず応援してくださって 感謝感謝です。これから完結に向かいますので どうか応援お願いします、! (2018年6月18日 21時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
*ケイスケ* - 超きゅんきゅんしながら読んでます。今後のお話がとっても楽しみです!更新頑張ってください!! (2018年5月29日 21時) (レス) id: 3f8a96cde3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふらんすぱん.。 | 作成日時:2018年5月15日 21時

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