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『ね、ねえ!お腹空いたよね?』
「…え?」
さ、流石に強引過ぎか…?
「空いてる…よ?」
公開告白をしたあの日から、
クラスメイトには冷やかされまくったけど
岸との距離一向に縮まらなくて
作ちゃんに鼻で笑われたので
ヤケクソで岸を誘う。
『一緒に、食べない?』
「え?でも…」
そう言った岸の目線は隣の女子へ。
えっと…吉井?
吉見
「いや吉見な。吉井て誰だよ」
あ、そうそう。こいつは性格が間逆なのに
なぜか岸と仲が良い。
吉見
「あたしのことなんか気にしないでいーよ、
カップルの邪魔する程神経腐ってないから」
興味無さそうに言う吉見に
ごめんね、と謝る岸。
『悪いな』
一応言ってみたものの、
吉見
『かっこつけんな』
瞬殺でした。
それからは、屋上に行って、
テストの話をしていた。
「優斗よりは勉強できるしね」
『なっ!俺はやらないだけなの!』
はいはい、 と笑った岸。
彼女だったらこの笑顔が俺のものか…
「…寂しい、、かも」
突然そう言うもんだから、吹きかけた。
『今日は、親いないの?』
「え?…ふふ、違うよ」
次の言葉を誰が想像できただろう。
『優斗が構ってくれなくて。ってこと。』
いや、もう…ねえ?
『やめてよ、俺だって男だよ』
「優斗は優しいもん」
“ もん ” の破壊力に耐えながらも話す。
『俺だって、優しいだけじゃないよ?』
「それでも私は優しいとこが好き」
『そりゃ、どーも』
あえて、流した。
誰にでも言っているのだろう。そう考えて
そうじゃないと、今度こそ
めちゃくちゃにしたくなる。
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ふらんすぱん.。(プロフ) - *ケイスケ*さん» 返信遅くなりすみません、ありがとうございます 更新が遅いにも関わらず応援してくださって 感謝感謝です。これから完結に向かいますので どうか応援お願いします、! (2018年6月18日 21時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
*ケイスケ* - 超きゅんきゅんしながら読んでます。今後のお話がとっても楽しみです!更新頑張ってください!! (2018年5月29日 21時) (レス) id: 3f8a96cde3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふらんすぱん.。 | 作成日時:2018年5月15日 21時