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( 井上side )





分かってないわけじゃない。




当たり前だ、好きな人なんだから。



離れていくのが怖くて、Aの目に映るのは


俺だけが良くて、



分かってるのに、別れるべきだって思うのに。






もうちょっとだけ。




そばにいたい。




そのちょっとでさえ、



Aにとって苦痛なのも知ってる。





バカな俺には、


暴力で分かってないもらうしかなかった。






Aは俺のものだと。



君は俺の彼女だと。





それでも君は、



小さな小さな声で




「…っ優斗」



彼奴を呼ぶんだ。





君は彼奴が好き。



彼奴も君が好き。



俺は君が好き。








なんで、俺だけ報われないの?









そんな時、俺にとって最大の事件が起きた。





彼奴が、Aを連れ去ったのだ。




『いくらなんでも彼氏だからって

 任せられない。』




そう言って真っ直ぐ見つめた目。




彼奴に見られると、俺が悪者に思える。








そこで、気づく。





やっと、彼奴の言葉で。





『気持ち押し付けてるんじゃないの?

 さっき、岸は嫌がってた。』





俺は、押し付けている、と。




気持ちも、焦りも、何もかも。




時には、彼奴への怒りも。







でも、好きなものは好きで。




結局また、脅して、彼奴を遠ざけたのに。








「なに、、やってたの?」



井上
『A、急に高橋に殴られてさ〜』


そう言うと冷徹な顔になるA




「いい加減にしてよ、優斗が何したって言うの。」




そういい放って、優斗の家へ向かった。








見せつけられた事実。



分かっていたはずの事実。




やっぱり、君は彼奴が好きなんだね。





キッパリ言われ過ぎて、



束縛というものは、一瞬で失せた。




次に会った時にでも、別れを切りだそう。

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設定タグ:高橋優斗 , 井上瑞稀 , HiHiJets   
作品ジャンル:ラブコメ
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ふらんすぱん.。(プロフ) - *ケイスケ*さん» 返信遅くなりすみません、ありがとうございます 更新が遅いにも関わらず応援してくださって 感謝感謝です。これから完結に向かいますので どうか応援お願いします、! (2018年6月18日 21時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
*ケイスケ* - 超きゅんきゅんしながら読んでます。今後のお話がとっても楽しみです!更新頑張ってください!! (2018年5月29日 21時) (レス) id: 3f8a96cde3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふらんすぱん.。 | 作成日時:2018年5月15日 21時

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