検索窓
今日:9 hit、昨日:3 hit、合計:16,794 hit

12 ページ12





その後も二人で俺の家で談笑していた。


俺が気を利かせて飲み物を取りに行って戻ると




「優斗は熟女が好きなんだね」


突然そんなことを言われる。


『なんで…ってあああああああ』




Aの手にはソッチ系の本。



絶対作ちゃんだ…!!!



『な訳ないだろ?俺が好きなのは』


まてまて!!よーく考えろ。


先走るのは良くない。



「好きなのは?」



一番綺麗な宝石を入れたみたいに綺麗な目で


まっすぐ見られる。




『んー…今は言えない!!』



「意気地無し」笑



まあ、そうだよな。




言えないよ、どんな顔して何を言えば良いの?



『ていうか平気なの?男子の家に上がっても』





「分からない。けどもしダメで

 瑞稀が怒っても優斗は守ってくれるでしょ?」





守るよ、そりゃ守るさ。




好きな人だもん。たった一人の。




その人の為だったら全力で守る。






「優斗が彼氏だったら幸せそうだね」




なに、、それ。




期待するじゃんね?


それとも


軽くフラれた?





『じゃあAが立候補してよ』



ジョークのつもりだけど





本音が半分以上。



嘘。




本音しかない。




「ふふ、考えておく」







『Aは何で、みずっくんにこだわるの?』




ちょっとした疑問だった。





「こだわりなんて1mmもないよ?

 瑞稀が言ったの、私が離れれば

 優斗を傷付けるって」








だから、?





傷付けられてもいいのに。





俺のために、あの痛い蹴りやパンチに耐えてたの?








『ねえ、もう一回抱き締めたい』





「なにそれ、甘えん坊だな」笑




『俺には甘えてよ、

 みずっくんにできない分たくさん』








それで少しでも楽になるなら。









「そうしよっかな。」





こんなに素直な岸は初めてだ。






『ごめんね、俺のために辛い思いさせちゃって』







壊れないように、包み込むように



優しく、優しく抱き締めた。

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
216人がお気に入り
設定タグ:高橋優斗 , 井上瑞稀 , HiHiJets   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふらんすぱん.。(プロフ) - *ケイスケ*さん» 返信遅くなりすみません、ありがとうございます 更新が遅いにも関わらず応援してくださって 感謝感謝です。これから完結に向かいますので どうか応援お願いします、! (2018年6月18日 21時) (レス) id: 6e481b59e8 (このIDを非表示/違反報告)
*ケイスケ* - 超きゅんきゅんしながら読んでます。今後のお話がとっても楽しみです!更新頑張ってください!! (2018年5月29日 21時) (レス) id: 3f8a96cde3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふらんすぱん.。 | 作成日時:2018年5月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。