検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:7,299 hit

5 真斗side ページ5

真斗side


俺はAが生きていると言うことを感じていたくてずっと抱き締めていた。するとAの様子が可笑しくなった。だんだんと言葉が遅れていき、最後には途切れ途切れになっていった。


真「ん?…A?」


俺は腕の中にいるAを見た。するとすやすやと寝息を立てて幸せそうに寝ていた。俺はベッドに寝かそうと体を離した…がAに服を掴まれていて離れられなかった。


真「む、参ったな…このままでは風邪を引かせるかもしれん」


俺は悩んだあげく、添い寝という形をとった。これならばAが風邪を引くこともない。それに今はAから離れたくないという願いも叶えられる。一石二鳥ではないか。俺はAの髪を撫でながら寝顔を見つめていた。するとAの口が開いた。


貴「真…にぃ……す……き…」


真「!?!?!?」


いきなりの告白に不意を突かれた俺は顔を赤く染めた。それだけでも、驚き慌てていたのに最後にぎゅっと抱き着かれ俺はとうとう固まってしまった。


真「こ、これはなんの拷問なのだ…」


未だなお、すやすやと眠るAにやられた。油断は禁物とはこの事だったのだな。まさかあんな所に罠があるとは思わなかった。その後もすぐに熱が覚めることはなかった。

謝罪→←4 目覚め



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2013年6月22日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。