水鳥「アタシの妹は学校１のサボり魔で大人気小説作家なんだぜ！」山菜「そうなの？」

３３ページ　ｂｙ剣城 ページ34

今は屋上で読書中。


剣城「狩屋の言いたいことは分かる」

狩屋「ふむふむ！」

自分「種明かしはいけませんよ？」


狩屋が承知するとAさんは霧野先輩の隣に戻った


自分「剣城くんも読み終わりましたか？」

剣城「はい」


自分「この【グルーヴ】どうですか？」

剣城「兄さんの好きそうな話です」

自分「やはりですか？

　 優一さんは【ポリリズム】がお好きだそうですので

　 この手の話はとって掛るほど好きでしょう？」

剣城「はい」


浜野「ってか、この主人公の彼氏、誰？」

瀬戸「あ〜、確かに」

空野「最後はみんなの前でキスをして終わってますよね」

山菜「犯人たちは失恋♪」

神童「そうだな」

霧野「全員読み終わったな」


自分「では、狩屋くん、種明かしをどうぞ」

狩屋「へ？あ、はい

　 この小説の犯人たちって俺達ですよね？」

自分「正解です」

剣城「主人公の少女はAさん」

自分「はい」

瀬戸「でも、お前彼氏なんて居ないだろ？」

自分「そうですか？」

空野「Aさんが男子と居るところなんて見ません

　 精々サッカー部のメンバーくらいです」

山菜「彼氏は・・・・・サッカー部の中に？」

自分「それは、空想現実ですからね

　 ５分の１は真実です」

剣城「５分の１」

霧野「つまり、結末の彼氏は架空かもしれない」

自分「そう言う事ですね」

瀬戸「彼氏は架空だとしても・・・・・この事件解く二人は誰だ？」

剣城「片方は俺の兄さんです」

狩屋「もう片方は？」

自分「この場に居ない、’姫川未来’の正体を知っている人です」

空野「誰ですか？」

自分「内緒です」

山菜「ケチ」

自分「構いません」


もう一人って・・・・・雨宮か？

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