水鳥「アタシの妹は学校１のサボり魔で大人気小説作家なんだぜ！」山菜「そうなの？」

２５ページ　ｂｙ剣城 ページ26

今、兄さんの病室前に居る。


優一「実は、聞いちゃったんだ

　 リハビリの帰りに・・・・・・キミが’姫川未来’だ

　 って、認めるところをね」


剣城「っ！？！」


誰かが兄さんと話してる

誰だけわからないが、話している相手は’姫川未来’


？？「そうですか

　 盗み聞きとは悪趣味ですね」


聞えて来たのはAさんの声だった


自分「そうですね

　 此処で認めるのもいいですが、外に居る剣城くんにも明かしましょうか」

優一「京介？」


恐る恐る俺は兄さんの病室に入った。


優一「京介、来てくれたんだね？」

剣城「あ、ああ」

自分「では、種明かししますか」

優一「面白い所に遭遇したね、京介((ニコ」


自分「僕は弱冠１０歳で小説家デビューしたペンネーム’姫川未来’です」


剣城「っ！？！」


自分「ですから、新作を持ち合わせているのは当たり前です

　 作者本人なのですから、サインも勿論」

優一「凄いことを聞いちゃったかな〜・・・・・」

自分「このことは内密にして貰いたいですね

　 特に剣城くん」

優一「俺も剣城かな」

自分「優一さんは喋らない気がします

　 喋った時は剣城くんの苦労を水の泡にします」

優一「恐ろしいこと言われちゃった」

剣城「黙っています

　 俺はそんなに馬鹿ではありませんし、Aさんの気持ちは察してる気です」

自分「ありがとうございます

　 あ、コレ・・・・・」


Aさんが紙袋から出したのは果物の詰め合わせと【アンサンブル】

まだ見たことない【アリア】だった


自分「面白いネタを頂けたので、この程度ですが・・・・・」


しかも、俺と兄さんの分だった


自分「僕はこれで失礼します」


Aさんは会釈すると何時の間にかいなくなっていた。


優一「良い子だね

　 今度は彼女としてきてくれるかな？」

剣城「兄さん？！」

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