幼馴染だからって油断したらダメだよ？【時透無一郎】

１５　サプライズ ページ19

〜Aside〜

次の日、幾分元気になった様子の有一郎と一緒に行く時に、
やろうと思ったことを、提案してみた。


A『ねえ、ゆうくん、
サプライズとして、むいくんにクラスみんなで ＿ ＿ ＿を送ろうと思っているの、、、
だって、それには○○という意味があるでしょ？
私、むいくんに早く良くなってほしいもの。』

有「それ、いいな。
俺もクラスで提案してみようか？
それか、各クラスの担任の先生に言って、学年全体でやるのはどうだ？」




A『そうね、、、
そうしたら、早くできるし！
ありがとう、ゆうくん！(ニコッ)』




ゆうくんがいい提案をしてくれた。
よーし！
早く完成させて、むいくんのところに持っていきたいなぁ、、、




〜時透有一郎side〜

実はな、俺、病室の扉を少し開けて、
お前らの会話を聞いていたんだ、、、、、




やっぱりな、、、、


お前らは両想いだったんだ、、、、、、









俺の想いなんて、
実るはずなかったんだ、、、





俺はお前から無一郎への想いを聞いた時に、諦めた、、、




いや、諦めようとしている、、、






その恋心の種が育ってしまわないように、
何とかコントロールしているが、









頼むから、俺に笑いかけないでくれ、、、、、







コントロールできなくなってしまう、、、




俺はお前が、、、好きだったんだ、、、、






〜Aside〜


約２週間後、
ようやく例のものができた。



それと、私の手作りの料理を容器に入れて持っていく。






毎日通っていたからお医者様が
”あと一週間ほどで退院できるでしょう。
リハビリも順調ですし、正直２週間でここまで回復するとは、、、、
もう普通の食事で大丈夫ですし、後遺症もほとんどない。
退院した後、２日ほど家で様子を見て大丈夫そうなら学校に行ってもらって
構いません。”

と言っていた。




むいくんはとっくにICUを出て、一般病棟に移っている。

回復が早くてよかったな、、、




そう思いながら、
私は病室の扉を開ける。


むいくんが私が抱えたそれを見て、
びっくりしたような顔をする。


ふふっ
サプライズ成功ね(^^♪



無「それって、、、」


A『うん。千羽鶴。
学校の皆が一羽ずつ折ってくれたの。


私のと、有一郎のはメッセージ付き♪
さあ、どれか分かる？』




無「うーん、あ！
これとこれ！」


すぐにばれちゃったｗｗ



無一郎を見ると、私の顔を見て、口を開いた。

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