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帝王様を待ち受けるラスボス。 ページ41

ybside


まさかの年明け…想像以上。


俺の腕を掴んで涙目で宏太が好きなんて語る侑李は今思い出しても悶えてしまうくらい。

にやける。
まぁ告白を頂き晴れて付き合える事となったのだが、俺には高い壁がある。

アイツだ。

侑李に彼氏が出来なかったのは、あの忌々しいアイツのせいであると俺は常々思う。

可愛い侑李の周りには幼き頃より男の子が集まっていたが、あの姉は事あるごとに侑李を護っていた。

圭人を使い送り迎えにと姫扱いをし、男どもを牽制。
慧には侑李に近づく男を侑李とは違う形で魅了させ、振らせるという暴挙。
全てアイツが裏で手を引いていたと言っても過言ではない。

侑李が門限やバイト先などあらゆる権限を握るアイツ。
未だにアイツへの帰るコールをする侑李を苦々しく思う。


岡本一家は有名だ。
家はデカイし、健一さんは有名人。
何より姉弟は美形揃い。

母親亡き後、世界的有名人な父親を応援し、幼き頃より子供達で支えあい生活。
礼儀も正しく、全員が真面目に大学もストレートで進学なんてお涙頂戴な姉弟に、近所の大人達の受けは抜群だ。
そんな姉弟の噂はこの街全体で流れるほど、何をしていても目立つ。
慧の婚約が良い例だ。


それに…双子は、俺の過去の恋愛遍歴を知りすぎているし、昔から鬼畜だ最低だと罵る。
特にアイツは潔癖。
先手を打たなければ、確実に邪魔をしてくるだろう。

それには慧と圭人をこちら側に引き寄せなければならない。
なんせアイツは姉弟に弱い。
と仕事帰り慧と圭人をカフェに呼び出せば

hk『…。』
…デジャブ。終わった。


ため息をつき、白旗をあげ、きちんと付き合う事になったと告白すれば
kt『おめでとう。』
と笑う天使の圭人。
ki『見限られなくて良かったね。』
とまぁまぁの回答の慧。

そして
hk『…。』
kt『…光姉さん。』
空気を読み、光から言葉を促す圭人をひとにらみし
hk『まぁ、侑李が喜んでいるから許すが……侑李を泣かせるような事をしてみろ。潰すから。』
とそこいらの殺人鬼なんか目じゃない顔で微笑む光さん。
マジ…怖いんですけど…。

kt『まぁまぁ。侑李が好きになった人だよ。信じてあげようよ。もし仮に侑李が泣くような事があれば容赦はしないけど。』


圭人!!!お前もか!!!
唯一の味方だと信じていた圭人にすらこの仕打ち…。

俺ッてどんな印象なわけ?


これはやはり山田に頑張って貰わなければ!!!
俺と侑李の進展はお前にかかっている。
頼むぞ!!!山田!!!

次女の罠にまんまとかかる純粋長女。→←湯煙と新たな夜明け。



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作者名:一斤染 | 作成日時:2016年11月7日 17時

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