出逢い８ ページ8
和泉守)
ちょっとな…
主)
様子見に行きましょうか？
和泉守)
いや、大丈夫だ。少し休めば…
主)
兼さん、何があったのか教えて下さい！！
和泉守)
………見習い、この本丸の空気が合わねえみてえだ。見習いが居た場所には、この澄んだ空気が周りになかったから身体に入った事で身体が付いていってないって感じみてえだ。
主)
そうだったんだ…雅裕琉さんは大丈夫かな…
和泉守)
嫌ではないみてえだ。主の事、感心してたしな。主の澄んだ霊力が俺達を綺麗にしてるって純粋に泣いてた位だから。
主)
そっか…雅裕琉さん、きっと心が綺麗なんですよ。だからこそウチの本丸に派遣されたのかも。
加州)
主のそう言う前向きな所嫌いじゃないよ。
和泉守)
とにかく少しずつ慣れてくれるように、俺達も少しずつ絡んだ方が良いと思う。
主)
兼さんの言うとおりだね♪じゃ、三日月と鶴ちゃん呼んでくれるのかな？
和泉守)
りょーかい。
和泉守は主の部屋を出て三条の部屋に向かった。
主)
雅裕琉さん…大丈夫かな…
加州)
そんなに心配なら短刀の誰かに見に行かせてみれば？短刀ならそんなに影響ないと思うし。
主)
うん、そうする。
加州)
そんなに落ち込まなくても、あの見習いならちゃんと受け入れると思う。それに、主だって気に入ったんだよね？
主)
うん。見習いって聞いてホントは構えてたんだけど企みみたいな黒いのは感じなかったし、ホントに急に連れてこられて戸惑っているのも分かったから大丈夫だって思ったから。
加州)
大丈夫だよ。
加州は落ち着かせるように主の頭を撫でた。
ー一方ー
和泉守)
邪魔するぜ？
鶴丸)
和泉守が来るなんて珍しいな？
和泉守)
三日月に鶴丸、主がお呼びだ。
三日月)
主が呼んでるとは、珍しいな。鶴よ、行くとしよう。
和泉守)
じゃ、確かに伝えたぜ？
三日月)
和泉守よ、ご苦労だったな。
三日月と鶴丸は早速主の部屋に向かったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：iceblast5 | 作成日時：2018年12月1日 21時
