不思議な見習い【刀剣乱舞】 (ページ45)

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出逢い４４ページ45

宗三)
そんな事は、難しい…のでしょうね…

歌仙)
こんのすけから、政府に言ってもらうのは駄目なのかい？

雅裕琉)
難しいでしょうね…

小夜)
でも、雅裕琉の見習い期間を勝手に早めたんだ。それくらいは、聞いてもらわないと。

宗三)
お小夜の言う通りですよ。

雅裕琉)
皆さん、ありがとうございます。

ワタシはいつの間にか膝の中に居る秋田さんの頭を撫でながら頭を軽く下げた。

雅裕琉)
何だかんだ言っても見習い期間を終えたら審神者になる資格を測られてから配属させるらしいですね。

主)
でも、兼さんを帯刀して宗近さんを連れて行くのは決まって居るなら間違いなく配属されますね♪

そんな話をしていたら割りといい時間になったので現代で言う所の未成年に当たる刀剣達は就寝する支度をするように言われ渋々大広間から出て行った。

五虎退)
雅裕琉さん…僕たちが眠るまで、側に居てくれませんか？

一期)
すみません、一緒にお願いしてもよろしいですか？

雅裕琉)
一期さんさえ良ければ、ご一緒します。

一期)
では、よろしくお願いします。

ワタシは一度広間から粟田口の部屋に皆で移動して、沢山の布団が敷かれていて各々其処へ横になった。ワタシは、うろ覚えな昔話をゆっくり話してあげました。短刀の皆さんは最初は騒いでいましたが、やがて静かになり全振りが完全に眠りに落ちたのを確認して一期さんと部屋を出ました。

一期)
短刀達が、ご迷惑をおかけしました。

雅裕琉)
いえ。ホントに可愛いですよね？皆さんの父親みたいな心境になりましたから。

一期)
比較的臆病な五虎退が、雅裕琉さんには良く懐いて居ます。貴方は不思議な見習いですね？

雅裕琉)
そうですね。自分でも思いますもん。

一期)
ふふっ。まぁ、そんな事はどうでもいいのですが。貴女と別れるのは寂しくなります。

雅裕琉)
ありがとうございます。

そんな話をしながら再び大広間に戻ると鶴丸さんが出来上がっていて

雅裕琉)
あ～…鶴丸さん…燭台切さんにシバかれますね…

主)
あっ、お帰り～♪

雅裕琉)
ただいまです。鶴丸さん…燭台切さんにシバかれますね？

燭台切)
雅裕琉さん、良く分かるね？

雅裕琉)
まぁ、何と無く。宗近さん、大丈夫ですか？

宗近)
大丈夫だ、主や。此方へ来て呑み直そうじゃないか。

雅裕琉)
少しだけですよ？

再び宗近さんの傍に座り直しさしつさされつ酒を楽しみました。