不思議な見習い【刀剣乱舞】 (ページ36)

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出逢い３５ページ36

雅裕琉)
主さんは兼さんだけは本当に丁寧に扱いましたし接していました。他の刀剣は手入れもせずに放置されるのに、兼さんだけは沢山の資材を使い新品同様でいました。

主)
その偏り酷くない???

雅裕琉)
ワタシは最初の一月は気付きませんでした。審神者の仕事を覚えなければとがむしゃらでしたから。ですが、短刀の皆さんと一期さんはワタシを分かって下さって手伝いをしてくれました。一期さんは主さんの目を盗みながら。

一期)
そちらの私は、見る目があったと安堵致しました。

雅裕琉)
三月も経った頃には、隣に座っている宗近さんがワタシと兼さんを守り戦ってくれたのです。

鶴丸)
三日月がか???

宗近)
俺は雅裕琉の霊力に惚れたのだ。話す内に我が主は雅裕琉しか認めんと思う様になってな。雅裕琉は言霊でしばらず何事も俺と向き合ってくれたのでな。

主)
なんだ～雅裕琉さんだって、しっかり絆が強いじゃないですか～♪もお～♪

加州)
主、茶化さないの。で、さっきさ危うい所助けられたって言ったけど。審神者と刀剣は、どうしたの？

雅裕琉)
主さんは、政府に捕まり今は監獄で暮らしているみたいです。刀剣の皆さんは自ら…

宗近)
折れても、必ずや生まれ変わり雅裕琉の元に願ったのだ。

和泉守)
あっ！！！それじゃ、あの時の声の主はお前だったのか???

雅裕琉)
そうです。あの時は分からなかったのですが今となれば宗近さんなんですよ。

燭台切)
そんな審神者が本当に居るなんて…

主)
だから、雅裕琉さん…一線引いて私達と話していたんですね？

雅裕琉)
はい。ホントは、もっと言葉は汚いです。燭台切さんや歌仙さんに叱られる位に。

ワタシはその場で立ち上がり

雅裕琉)
皆さんを騙した形になってしまって本当に申し訳ありませんでした！！！

ワタシは、そう一言発して深く頭を下げたまま皆さんの反応を待ったのでした。