不思議な見習い【刀剣乱舞】 (ページ20)

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出逢い１９ページ20

ー鍛刀部屋ー
主)
雅裕琉さん、入って♪

雅裕琉)
失礼します。

主)
この妖精さんに資材を渡して、お願いするんです。じゃ、全部５００ずつ使ってみましょう。雅裕琉さん、妖精さんに渡してみてください。

雅裕琉)
はい。分かりました。

ワタシは主さんに言われた資材を妖精さんに渡して、お願いして手を合わせた。すると妖精さんは、グッと親指を立てて仕事を始めました。

雅裕琉)
な、何だかスゴく緊張します。

主)
大丈夫です…よ…って…この時間！！

雅裕琉)
時間が、どうしたんですか？

主)
鍛刀には時間がかかるんです。短ければ短刀だったり長ければレアな刀が来ることもあるんですけど！今回何と四時間！！雅裕琉さん！やっぱり素質ありありですよ～

雅裕琉)
あっ、あの…落ち着いてください！

主)
興奮せずにはいられません♪♪♪

主さんは我が事の様に興奮していました。果たして、この鍛刀では、どんな刀に会えるのでしょうか？

主)
四時間待っていられないので、この「手伝い札」を使っちゃいましょう♪

雅裕琉)
それは！貴重な札じゃないんですか???

主)
大丈夫ですよ♪雅裕琉さんの最初の鍛刀なんですから♪妖精さん、お願いします！

妖精さんは、グッと親指を立てて札を使ってくれました。顕現された刀に主さんから刀に流し込むイメージで霊力を流す様に言われたので、その様に刀に流してみました。現れたのは………

宗近)
「…三日月宗近。打ち除けが多い故、三日月と呼ばれる。よろしくたのむ。」

主)
三日月さんが二人になった～雅裕琉さん！初めてで三日月さんはスゴいですよ♪

雅裕琉)
ワタシの最初の鍛刀が三日月さんとは…

宗近)
主、よろしく頼むぞ？

雅裕琉)
主???いやいや、ワタシは見習いです。

宗近)
己のが身に、主の霊力を感じるのならば主であろう？

主)
ウチの本丸に三日月さんが二人になったので！雅裕琉さんの三日月さんは、宗近さんと呼びましょう♪

雅裕琉)
宗近さん??

宗近)
主に名を呼んでもらえるなど誉れな事だ。

宗近さんは、口元を袖で隠しながら楽しそうに笑っていました。