不思議な見習い【刀剣乱舞】 (ページ14)

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出逢い１４ページ14

頭の中なのか、外からなのか分からないけど声が聞こえる方へただひたすら歩いていると、恐らく誰も使っては居ないであろう部屋の前に到着した。

雅裕琉)
…………ここ？

???)
……ま……ひ…………る……………よ………

雅裕琉)
入りますよ？

ワタシは、そっと襖を開けて中を伺った。押し入れの辺りがコトリと音がした気がしたので、恐る恐る押し入れに近付き、開けてみた。

???)
きたか。まっていたぞ。

雅裕琉)
どちら様ですか？ワタシには、待たれるような方は居ないのですが？

ワタシは真っ暗な押し入れの中に話し掛ける。

???)
じくうのゆがみより、そなたをむかえにまいったのだ。

和泉守)
させるかよ！コイツにはな、指一本触れさせねぇよ！！

???)
邪魔が、はいったようじゃ。また、改めてそなたを迎えに参ろう。

兼さんが本体を抜いて構え声を掛けた刹那何者かの気配は消えた。ワタシには全く見に覚えのない声でしたし、見習いに来てまだ数える位の本丸暮らしのワタシに何用だったのか、きょとんとしていた所に

和泉守)
おい！大丈夫か？

雅裕琉)
あっ、はい。イマイチ状況が把握出来てませんが…

和泉守)
……決めた！俺は、離れで暮らす。お前を今みたいなモノから守るために！

雅裕琉)
えっ???大丈夫ですよ???

和泉守兼定)
まぁ、邪悪な気配は無かったが、また迎えに来るって言ってたしな。主に報告して許可をもらうからな？

雅裕琉)
兼さん……何だか申し訳ありません。

和泉守)
構わねぇよ！強くてカッコいい俺に任せな！

そう言ってワタシを連れて主さんの部屋に向かうのだった。

ー主の部屋ー
和泉守)
ーーーーって事があったんでな、離れで暮らす事にして良いか？

主)
雅裕琉さん、大丈夫だったんですか???

雅裕琉)
はい。声は掛けられましたけど何かされた訳でも無いですし、兼さんに助けられましたので大丈夫です。

主)
はぁ～良かった～て言うか、雅裕琉さん…素質あるのかも知れませんよ？鍛刀してみたら誰か来てくれるかも知れないですよ♪

雅裕琉)
えっ???だって、この職業知らなかったですし…ほぼほぼ拉致みたいな現在に至るので…

主)
うん、明日やってみよう♪雅裕琉さんが、どんな刀を顕現するか(*´∀｀)

雅裕琉)
主さん……

主)
兼さん、今夜から雅裕琉さんと離れで暮らすのを許可しちゃいます♪

なんだか、あれよあれよと言う間に話が進んで行きました。