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「ほんとか!?」

「おまえ、あの人と話したの?」

『どーやったんだよ』

「直接、頼まれたんだ。おまえら、嫌なら、やらなくたっていいんだぜ。俺1人でやってやる。なんてったって初仕事だからな」

「とんでもない。よろこんで協力するよ。な、A、上杉」



有田の名前を聞いた途端態度が急変した黒木の問い掛けに、私と上杉は苦笑いしながら「まあな」と頷いた


すると小塚が不思議そうに急にどうしたのか聞いてきたが、誰もその質問に答えなかった

流石に可哀想だったんで、“話聞いてれば分かる”と手話で伝えた



「相手が有田なら、俺、なんでもするな。だって、有田って美人じゃん」

「えーっ、俺、そんなの思わねーぜ」

「黒木が言ってる美人ってのは、グラマーのことさ」

『女子いる手前、表現濁してんだろ』



もちろん私はノーカンで

そうして小塚も合わせた五人で頷き合った



「よし、事件解決のために頑張ろう」

「リサーチ料は?それがはっきりしてないんじゃ引き受けられないでしょ。だって、これは仕事なんだから」

「なに、怒ってんだよ」

「別に」



怒気を含んだ声でリサーチ料の話をする立花に皆が揃って驚き、張本人を見つめた
あの黒木も驚愕の表情を浮かべてた

数秒沈黙が続いたが、時に無謀にもなる勇気を振り絞って?若武が立花に聞いた

それは別にって思ってないでしょ……


……ま、音聞きゃ分かるけど



『ほ〜?嫉妬してんだ?』

「しっ、してない!」

『安心しろよ。私は包容力のある女より、可愛くて守りたくなる女の子の方が好きだから』



嫉妬してるって図星ついただけで顔が真っ赤になった

畳みかけたらさらに赤くなった上、恥ずかしすぎて言葉を失ってるらしかった
……こいつ可愛いな



「A……お前、女にそーゆーこと言うのやめろよ」

「そんなんだからいつまで経ってもお前を好きなレズビアンが減らねーんだぞ」

『人に好かれて悪い気はしないでしょ?』



というと全員にため息をつかれた

他はいいとしても、若武にやられると腹立つな


さて、一区切りついたことだし……私はずっと疑問だったことを問う



『ところでさ、有田って誰?』

「「「……は?」」」

〃→←〃



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白黒(プロフ) - 宙さん» サバサバしてたりドロドロしてたり忙しい彼女です……。頑張ります!! (5月3日 17時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - みぃあさん» ありがとうございます!!頑張ります! (5月3日 17時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
- アーヤとは違うサバサバ感、大好き!これからも頑張ってください!! (5月1日 19時) (レス) @page4 id: 915342083d (このIDを非表示/違反報告)
みぃあ(プロフ) - 流石すぎます!!面白いです〜!!無理しない程度に頑張ってください! (4月19日 23時) (レス) @page6 id: 2f881ad2dc (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - ありがとうございます!!求めていたものをつくれてよかったです!!是非追って下さい!!(?) 頑張ります!! (4月19日 19時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白黒 | 作成日時:2023年7月2日 14時

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