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人によるとは思うけど、私らに寄ってくる女は大抵うるさいのばっかだから、思い当たる節がありすぎてつい吹き出した

それは黒木も同じだったらしく、大笑いし出した

立花はまた「倉沢さんも」って言おうとした……のに気づいた上杉が、立花が喋り出す前に言葉を発した



「Aはうるさいけど、秘密はちゃんと守るぜ。そこら辺の女とは違う」

『上杉が私のことそう思ってたなんて……Aちゃん感動っ』

「ウザさは世界一だけど」

『私の感動返せ』



立花が不服此処に極まれりみたいな感じだったからちょっと言い訳がましい弁解をしようとすると、若武と小塚が入ってきた



『よー、遅かったな』

「Aが僕たちより先……?」

『お前なんで私にだけ当たり強いのさ』



小塚とそんな会話をしていると若武が教卓まで行きこちらを振り向いた

前から思ってたけどセンコーはすみっコぐらししてんだから教卓いらなくね?もうちょっとスペース確保しようよ。狭い



「わが親愛なる探偵事務所の諸君。喜べ。ついに大事件が持ちこまれたぞ。記念すべき我らの初仕事だ」



「親愛なる」と聞いたときに顔を歪めて舌を出し、「探偵事務所」と聞いたときに『いつ事務所になった』と心の中でつっこみ、「大事件」と聞いたときにワクワクし出した

さっきの若武の四言での私の反応集だ

おかげて上杉に「忙しい奴だな」って呆れられた


すると立花がさっきの不機嫌を吹っ飛ばして若武に聞いた



「どんな仕事?」

「秀明の図書室、知ってるだろ」

「図書室に幽霊でも出たのか」

『あそこは特にこれといった霊はいないよ』

「まじめに聞けよ。図書室の本に関する事件なんだ。Aも冗談言ってんじゃねえ」



えー、ホントなのに


それにしても、図書室の本に関する事件って規模小さくね?

そう思ったのは私だけじゃなかったらしく、上杉が私の心の内を代弁してくれた



「おい、若武。それの、いったいどこが大事件なんだ?」

「俺の勘さ。まちがいないね」

『若武の勘って当たるもんなー』

「Aと若武はKZが誇る野生児だからね」

『いちいち私のことイジらなくていいから』



上杉が若武を煽り、それに若武が食ってかかって喧嘩になりそうなところを、立花が誰に頼まれたか若武に聞いて収めた



「図書室の管理をしている有田先生」



若武のその言葉に、黒木と上杉が笑いを止めた。ので私も便乗して笑いを止めた

〃→←切られたページは知っている



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白黒(プロフ) - 宙さん» サバサバしてたりドロドロしてたり忙しい彼女です……。頑張ります!! (5月3日 17時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - みぃあさん» ありがとうございます!!頑張ります! (5月3日 17時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
- アーヤとは違うサバサバ感、大好き!これからも頑張ってください!! (5月1日 19時) (レス) @page4 id: 915342083d (このIDを非表示/違反報告)
みぃあ(プロフ) - 流石すぎます!!面白いです〜!!無理しない程度に頑張ってください! (4月19日 23時) (レス) @page6 id: 2f881ad2dc (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - ありがとうございます!!求めていたものをつくれてよかったです!!是非追って下さい!!(?) 頑張ります!! (4月19日 19時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白黒 | 作成日時:2023年7月2日 14時

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