【KZ】素行不良系女子2。

切られたページは知っている ページ2

やあやあ皆さんこんにちは

久方ぶりのAちゃんでーす


突然ながら、私の土曜日のスケジュールは小学生にしてはクソである

土曜のくせして学校があり、その後にP.M.2時から7時まで秀明があり、それが終わったらP.M.7:20から10時まで特別クラスの授業。加えて私とか他数十名はサッカーKZもある


はい一斉に突っ込んでいきましょー

まず土曜に学校あんのがおかしい。そして学校が終わった後にまた5時間授業とかふざけんじゃねぇ。更にそれが終わったらほぼ3時間黙々と自習に近しいものをやってろと？？はあ？？？

晩飯食う時間なんて20分だよ20ぷっ



『あいたっ』

「なに一人語りしてんだ」

『久々にご対面(？)だから説明してんだよ』

「それより、実力テストどうだった？」

『オイコラ』




特別クラスに来てスケジュール紹介してたら上杉に頭引っぱたかれた

一人語りしてた理由を説明したら黒木に話逸らされた

この二人に限らないけど、私の扱い雑いよなぁ


『ん』と言って実力テストの紙を手渡すと、心底興味なさそうに紙を覗き込む二人



「数学は上杉のおかげで上々だな」

「国語はてんでダメだけど」

『うるせー！お前だって国語は点数悪ぃだろ！』



そういうと40点の国語の答案用紙と、いわずもがな50点満点の数学の答案用紙を見せつけてくる上杉

なに自慢？鼻へし曲げるよ？


ちなみに秀明の実力テストは入試を模した50点満点形式で、国語と数学のみ

意味わかんなくね？なんで英語ないの？

ちなみにちなみに、私のテストは国語28点の数学42点だ


黒木は相変わらずどっちもいいと



「そーいや、若武のやつ、また例の彼女からキーホルダーもらったらしいぜ」

「また？女って贈り物とか好きなの？」

『私は自分以外の人間に金使いたくないけどね』

「お前に聞いた俺がバカだった」



若武の彼女の話をしていると、特別クラスに立花が入ってきた

私たちは口を止めて立花を見やる



「なんの話？」

「男同士の話」



立花が問うと、間髪いれずに上杉が答える

あれ、私は？



「……倉沢さんだって女の子でしょ」

「Aはノーカン」



立花はいかにも不服そうな音になった

性別で区切られたのが気に食わねえんだろーな


黒木が立花へ若武の彼女の話をして、上杉がここで聞いた話は誰にも言うなと立花に釘を刺す



「私は、おしゃべりじゃないよ」

「俺、おしゃべりでない女なんて、いないと思うぜ」



おもくそド偏見きた

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