龍の如く。 (ページ7)

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強烈個性ページ7

あれから私を手放そうとしない龍聖をなんとか丸め込んで全部のチームにスポドリ(とタオル)を配り終わった

……なんか…スゴかった

連絡先交換しよって言ってくるチャラ男とそいつに今スマホないやろってツッコんでた関西弁
絶対腹黒い丸メガネ
女顔×2
あと左だけ三つ編みってゆーイカした髪型してる猫目もいた

まあでも個人的に一番個性強いなって思ったのは馬狼かなぁ…

ちなみに私は絵心に資料を貸してもらって馬狼だけ名前を特定した
個性強すぎて気になった。でも全員調べる気力はなかった

チームメイトが呼んでてなんとなく分かった名前はあるけど

今回はそんな強烈個性共が集まる青い監獄の中で私が一番個性が強いと感じた棟を紹介するぜっ！

─＿─＿

「しっつれーしまーす。スポドリお届けに参りました～」

「…は？女？」

「マネージャーか？」

「えー、そんなのいんの？マジじゃん。メンドクさ」

上から紫髪、メガネ、白髪
とりあえず白髪にはスポドリ投げ付けといた。しっかり顔面にクリーンヒットしましたよはい

ﾌﾞﾍﾞｯって言って倒れた

ナメんなこちとら金発生してんだよ

「何やってんだテメェ！！凪！大丈夫か！？」

「息吸ってます」

「意識しないと息を吸えない特殊な病気か…？」

「な訳あるか！！バカは黙ってろ！！」

「親しくもないのにバカって言うな！」

さっきまで私にブチギレてた紫髪がメガネと喧嘩し始めた

やめてー？キレるなら最後までキレてー？私を置いていかないでー？

とか考えてると、凪？が私の近くにおでこ(スポドリがクリーンヒットした場所)をさすりながら来た

高ぇなオイ。高ぇなオイ！

「今のどこに怒る要素あったの？」

「怒ってないよ。手が滑っただけ」

「ふーん……女って面倒臭いね」

「ここに右手があります。五本指揃っています。握れます。今最も殴りてぇ奴が目の前にいます。顔面に手が届きます。さてやることは？」

「…殴る？」

「せーかい」

そう言いながら凪の顔面をぶん殴ろうと思ったが、そこでふと気付いた

私はマネージャー。凪は選手。マネージャーは選手をサポートするのが仕事
＝殴ったらクビ…？

やだ！絶対やだ！

「…？殴んないの？」

「うん。さっきはスポドリぶつけて悪かった」

「…………別に」

謝った瞬間態度が冷たくなったのは何故？？？？

「(なんか急に喋るの面白くなくなった)」