【HiGH&LOW】空手うぉーまん (ページ10)

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WHITERASCALS ページ10

皆さんどーもこんにちは、呪われてるAでございます

何が呪われてるかってーと…

「なぁ遊ぼーぜー」

そう言って肩を組んでくる見知らぬ男

はい、ナンパですね
テンプレｯ

まあ、最近結構いろんなこと巻き込まれるよねってこと

でもどっちかっつーと体目当てっぽいんだよね
男共の目線的に

てかコイツら人数多いんだよ片手じゃ数えきれねーぞ

「ねェちゃんさー、あんまナメた口きかねー方がいいぜ」

終いには一言も喋ってないのにこんなこと言ってくる始末

いやシンプルに怖い
え、ヤクやってる？

「おい！」

短気すぎるコイツらは、遂に私の胸ぐらを掴んでシャッターに押し付けた

いった
何でここシャッター閉まってんだよ白昼堂々店やれや

『……なんすか』

「お、やっと喋ってくれた～」

これで気を逸らせてるつもりなのか、男は妙に慣れた手つきで制服のボタンを外してくる
下着見えるとこまでボタン外されるか触られそーになるかしたらブっ飛ばそ

あからさまに嫌な顔をしながらも耐えていると、下着が見えるギリギリまでボタンを外され、遂に私の胸に手を伸ばしてきた

それをしっかり見てから男の頭目掛けて右回し蹴りをお見舞いしようとすると、男は吹っ飛んでった

あと5㎝くらい左だったら男に当たっていたが、私より先に男を吹っ飛ばした全身白ずくめによってそれは阻止された

……え、てゆーかさ

『……一回宙に浮いたよな。アイツ』

そして吹っ飛び過ぎだろ

白ずくめどんだけ力あんだよ

「……女を傷付けるヤツは許さねぇ」

金髪はともかく、グラサンもともかく
右手にはステッキ、左手には手錠、全身白ずくめ

どっからどーみても

『…やべ～ヤツだ』

「……KOO」

そんな私の言葉が聞こえたのか否か、金髪は私のことを横目で見た後にコーさん？を呼んだ

「どうぞお嬢様、こちらに」

執事みたいに腰を丸めて(？)腕を私から見て右に向けた。伝われ

『え、おじょ、』

「どうぞお嬢様、こちらに」

『……ウス』

二回言われた……聞こえてないと思われたのか？

でも『おじょ』まで言ったしな…
まいーや

コーさん？が腕を向けた先にあったのは……ヘアベン？…なんか、heavenって書いてある店？かな？

…入れってことか？

『あの、思いっきし“営業準備中”みたいな雰囲気出てるんすけど…』

「確かに営業前ですが、ご入店下さい」