【HiGH&LOW】空手うぉーまん (ページ17)

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バイク好きページ17

ナオミさんがオムライスをつくってくれてる間、私はスゴく暇だった
ので周りを見渡してたら、金髪さんが読んでる雑誌が目に入った

…バイク？

表紙のヤツは…

『…ザリ？』

私がそう言った途端、少し反応する金髪さん

顔上げてこっち見た

え待ってごめんなさい

「…興味あんのか？」

『え、…まあ、将来乗ってみたいなーとは思います』

「…見るか？」

『いいんすか？』

「ああ。…ほら」

そう言ってさっきまで読んでた雑誌を渡してくれた金髪さん

…いつまで経っても私の後ろからどかないのは何故？

「何で興味持った？」

あ、無口だけど好きなことになると人並みかそれ以上に喋ってくれるタイプの人間すか

…何でって言われても…

『カッケーって思ってたのと…知り合いにバイク好きな人がいるから…すかね』

「…そうか。…いつかそいつに会ってみてぇな」

『いつかは会えるんじゃないすかね？その人に会ったのSWORDだし、類は友を呼ぶ的な』

「…そうだな」

能面かと思ってたけど、「そうか」の辺りからなんかめっちゃ優しい笑みを浮かべていらっしゃる

絶対これで落ちる人何人かいるでしょ

ダン「あのコブラが笑っとる…！」

『そんな珍しいんすか？』

ナオミ「まあ、あんまり笑わないことは確かだな。はい、オムライス」

ダン「俺のセリフ！」

『ありがとうございます』

ダン「無視！」

ダンさんは多分そーゆー扱いなんだろーなと思いながらナオミさんからオムライスを貰った

『…うまっ』

──

あっからいろいろあって、ITOKANの皆さんが山王連合会で、更には金髪さん改めコブラさんが山王連合会の総長であることが判明

最初こそ絶望したものの、話してる内にんなことすっぽ抜けて普通に仲良くなった…はず

ヤバい髪の人はテッツさんってゆーらしい

とりあえず過去一平和は変わんなかった

テッツ「もう暗いけど、大丈夫か？」

『……』

すごくデジャヴを感じる

なーんで私はすぐに時間を忘れるかなぁ…

コブラ「送ってく。後ろ乗れ」

『え、いや』

コブラ「一人で帰れんのか？SWORDだぞ」

「SWORDだぞ」っていうパワーワード

でもまあ危ねーっちゃ危ねーよな～

『…じゃ、お願いします…』

…コブラさんって免許持ってたんだ
んでもってニケツ出来るんだ