【HiGH&LOW】空手うぉーまん (ページ16)

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雰囲気で察せるアレってあるよねページ16

したくなかったなぁ、SWORDコンプリート

「礼がしたいんだけど…あ、イヤだったらイヤって言ってくれていいからな」

『イヤではないですけど…まねーが…』

「そんなのいいよ！礼つってんのに金なんかとらねぇ」

うんありがたい

そのご厚意は誠にありがたいんですけれども、今じゃないんだよなぁ…

…あ、でもITOKANって“山王にある店”だよな
決して“山王連合会”に関わるわけじゃないよな！？(特大フラグ)

『じゃあ…お言葉に甘えて…』

「ありがと。私はナオミ。よろしくな」

『あー、Aです。よろしゃす』

──

来なけりゃ良かった

今私は猛烈に後悔している

場所はITOKAN
私の目の前には金髪･オールバック･何か髪がひとまとまりになって何本が生えてるヤツ(？)
…これ何て言うの？

まいーや

とにかく、ヤバいヤツらがいる

普通の髪の人もいるけど

いや金髪とかオールバックはまだ良い方だけど…なんか、雰囲気がアレ
金髪さんはね

オールバックさんは…

「さっさと飯つくれブス！」

「今つくってるわハゲ！」

…ナオミさんと喧嘩してる

…えっと

『…痴話喧嘩？』

「「は！？」」

「ちゃうちゃう、あれは夫婦喧嘩や。……どないした？」

ナオミさんに「適当なとこに座ってて」って言われたけど、とてもじゃないけど座れないので
玄関に突っ立ってると、急に横から声が聞こえてきて、条件反射で飛び退いて戦闘態勢になった

…ら、心配された

いや、あの、…すんません

「何やってんだよ！ダン！急に話し掛けられたらビビるに決まってんだろ！」

ダン「あ、そうだったん！？悪い…」

『え、あ、いや、…ダイジョブデス』

別にコミュ障ってワケじゃないんだけどな…

ちょっとこの人たち付いていけねーわ

ナオミ「A！座っていいよ！ほらヤマト！そこどけ！Aが座れねぇだろうが」

ヤマト「ん？マジか。悪かったな。ここ座っていいぞ」

そう言ってカウンター席を一つ移動して自分が座ってたところを手でポンポンするヤマトさん(？)

え…そこに座れと？
バリバリ初対面の人の隣で金も払わず飯を食えと？？

…鬼畜？

あとカウンター席だったら一つ移動する意味ねーよーな気ィすんだけど…

「ほら、メニュー。何食いたい？」

『え、………じゃあ、オムライスで』

「オッケー。ちょっと待ってな」

……でもまあ、なんか過去一平和だからいーや