【HiGH&LOW】空手うぉーまん (ページ12)

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達磨一家ページ12

「だからよぉ、ぶつかったっつってんじゃん？大人しく慰謝料寄こせよ」

『だからさぁ、回避能力神の私がすかすか状態のこの道で人にぶつかる訳ねーじゃん』

嫌いなヤツには強気に出るスタイルAちゃん

事の始まりは数秒前、なんか赤い上着みたいなの着たヤツとぶつかってこのやりとりである

『…っと、何すんだお前！当たったら危ねーだろ！』

「当てるつもりでやってんだよ！」

なんてこと考えてると、赤野郎は急に殴り掛かってきた。から避けた

今回は展開早いな

それから数十秒？くらい？ずっと赤野郎の攻撃を避けてた
一定のリズムで意外性なくてつまんね～なぁ～

別に喧嘩に面白さとか求めてないけど

流石にこのままだと拉致があかないんで、隙だらけだった赤野郎の足に自分の足を引っ掛けて転ばせた

こんくれーで転ぶんだ…

んで、ソイツは受け身をとれずに頭を打った

『……………頭を打ったァ！！？』

え、嘘だろ？？死なないで？？

お願いだから死なないで？私を人殺しにしないでくれ

人が頭打った時ってどーゆー風にすればいーの？？？知らないんだけど？？

………よし、とりあえず病院………あ？

『…達磨一家…？』

赤野郎の上着には白い文字で背中に“達磨一家”と書かれていた

すげ～、なんで良樹読めないのに達磨読めるんだろ。私って不思議～てゆーか可笑し～

『じゃねぇよ！！』

病院！どこ！そして変な目で見られた！すいません！

そしてこの辺に病院ないじゃん！あったとしても場所知らねーよ！

…ビックリマーク大渋滞

「…影月(かげつ)？」

かげつ！？

日本人！？
え何クソかっけぇんだけど名前

「…お前、何達磨(ウチ)のに手ェ出してくれてんだ」

『え、いや、そーゆーアレじゃないんすけど……てゆーか！病院どこにあるか知ってますか？』

「あ？」

『この人頭打っちゃったってゆーか、打たせちゃったってゆーか…とりあえず、はい』

──

「────んで、影月をやったのがコイツ」

『…ははっ、どーも～っす～』

あの後、とりあえず着いてこいみたいなこと言われて着いていったらなんか“THE 和”みたいなとこについた

だってしょうがないじゃん
今にもぶん殴りそうな雰囲気醸し出しながら言われたんだぞ？

まぁ避けられるけども！暴力沙汰は内申点が下がる

んで、何か中央に座ってる…ボス？ぽい人にさっきの人がかげつさん？と私に関して説明してる
襟掴むなって