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だほの胸に顔を埋める。
よく隣にいた匂いは私を落ち着かせ、涙はゆっくりと引っ込んでいった。
だけど今はこうしていたい気分だったので、
だほの優しさに包まれていた。
「 だほ、ありがとうねいつも 」
ﾝﾀﾞﾎ「 んーん、全然。
Aは妹みたいなもんだからさ 」
顔は見えないけど、少し渇いた笑い方。
苦く笑う顔が目に浮かんだ。
「 ごめん 」
私までもが苦しくなって謝ると、察したように ' うん ' と言った。
・
＿＿＿＿＿「 シルクね、真美ちゃんと付き合ってんだって 」
フェンスに並んで座る。
ﾝﾀﾞﾎ「 え、そうなの 」
「 うん。真美ちゃんが言ってた 」
だほはわかりやすく皺を寄せる。
ﾝﾀﾞﾎ「 おかしいじゃん、そんなの。 」
「 何が？ 」
ﾝﾀﾞﾎ「 ずっとずっと好きだったのは、Aの方なのに、 」
自分のことのように言うだほに少し違和感をもつ。
「 でもシルクの選んだことだから、 」
だほも、私も、シルクも、きっとみんな同じ岐路に立ってる。
みんな言葉を選んで、精一杯捻り出して、生きてる。
渇いた風が、頬に突き刺さるような冷たいお昼時だった。
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バニレ - あ、もう幸せです////最高の作品でした！ (2019年8月14日 18時) (
レス) id: a982cf7980 (このIDを非表示/違反報告)
コシヒカリF - 最高でした！すごくドキドキしました (2018年4月4日 9時) (レス) id: 98b00a612e (このIDを非表示/違反報告)
なは(プロフ) - シュウビィドーラさん» ありがとうございます！！ (2018年2月21日 13時) (レス) id: e0a47b47da (このIDを非表示/違反報告)
シュウビィドーラ - とっても面白いしドキドキしました (2018年1月29日 22時) (レス) id: 15eeb3cf2b (このIDを非表示/違反報告)
なは(プロフ) - もっちー@ウオタミさん» ありがとうございます(；；) (2018年1月14日 9時) (レス) id: e0a47b47da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：私 | 作成日時：2017年1月24日 19時
