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正門「Aちゃん」
「…なに」
正門「順番違うとは思うんやけど、
俺は、Aちゃんのこと、愛おしくて仕方ないねん…
だから、俺とお付き合いしてくれませんか…？」
「……歓迎会の時、
お酒飲んでもらってから、キュンってきてて、
で、多分一目惚れしたんだと思う…
でも、私、今まで、恋愛したことなくて、
彼氏もいたことなくて、その……
あんまり、好きって言う感情がわかんないから、、。」
正門「うん。ええよ？
どんなAちゃんでも、受け止めるで？」
「…その、それに、
正門くんって、人気者だから……
私には釣り合わないと思う……」
正門「…っ。そんなこと言わんといて。
俺はAちゃんしか見てへん。
不安な気持ちも、俺が全部全部無くしたるし、
Aちゃんが知らんこと、たくさん俺が教えるし、
俺が全部全部満たしてあげたい
……一緒に、幸せになろ？」
あまりに彼の目が真っ直ぐ私のことを見つめるもんだから
目を逸らすことが出来なかった
でも言葉は出なくて、
自分ではどう返事したらいいか、わからなくて。
固まっていれば、
正門「…あかん？、Aちゃんのこと、大切にするから」
って。
そんな彼に私は曖昧な返事をした。
自分で決断が出来ない、自分の気持ちを理解出来てない。
そして押しに弱い。
これがきっと私の悪いところだ。
そんな私に、彼は
蕩けそうな、幸せそうな微笑みを浮かべ、
正門「愛してる。もう離さへん…」
と言い、
掬うようにキスを落とした
続く (更新停止中)
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作者名：m | 作成日時：2021年1月16日 3時
