４＿色 ページ4
*
重「Aちゃーん！」
淳「うるさいお前は」
いつも昼になると
お弁当持って来てくれる
嬉しいんだけどみんなの目が怖いです
重「あ、みんなの目気にしたやろ」
「え、あ、！？」
淳「あんなやつら気にせんでええねん」
「で…も、…中間さんや重岡さんは…人気ですから…私なんかといたら…」
重「好きでいるの！だから大丈夫やて、」
そうやって私を前向きにさせる、
けど
重岡さんが思ってるより、
前向きなんかになれてない
無理してるかな
重岡さんや中間さんに迷惑かけてるかな
なら私が身を引かないと
淳「あ、Aが離れたらこいつ追っかけ回すから気をつけてな」
「え！？」
中間さんは私の悩んでたものに答えるように
言った。
それが不思議で。
重「言い方！…まぁ離れてくのはつらいな、」
「べ、べつ…に…離れませんよ…多分…」
淳「多分って聞こえたん俺だけかな」
重「俺聞こえてへん」
淳「嘘はよくない」
重「痛！！」
なんだかんだ、
この２人に救われてる気がする
…漫才みたいで見てて面白い
重「そういえば、」
重「校庭の桜見た？かわええ色してんねん！」
" 色 "
私は何度見ても白黒
ピンクの桜なんて
色つきの見たのは
いつだっただろうか
「あ…そう…ですね、」
思ったより反応出来なくて
嘘をつく
" 障害者 "
もしかしたら私は
それが似合ってるのかもしれない
…理由はわからない
けど、中間さんと重岡さんの顔を見るのが怖い
淳「あー、次の時間テストやん」
パッと話を切り替えてくれる
…心はまだ
どくどくなって怖いという感情がある
「テスト…」
重「勉強したー？」
淳「当たり前やろ」
重「俺当たり前ができないねん(笑)」
「す、少しは…勉強しないと…」
重「なら勉強するわ」
淳「お前わかりやす」
" 色 "
私の目に色がつくなら
まず最初に何が見たいんだろ
桜？
葉っぱ？
お花？
…少しの間だけでいい、
目に色がついて、
違う世界を見てみたい
私の知らないものを
色を
すべてを知りたい
＿＿＿何度願ってもその夢は叶わないことぐらいわかってる。
＿＿＿これはただのわがまま。
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◎＿まあさ - ルルモさん» ほんと、いつもありがとうございます(泣) (2017年11月27日 7時) (
レス) id: fd8d6fbcab (このIDを非表示/違反報告)
ルルモ - このお話も面白そう！どちらの小説も応援しますね！！ (2017年11月27日 6時) (レス) id: 4227b3104b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎＿まあさ | 作成日時：2017年11月26日 10時
