１＿君との出会い ページ1
*
高校生になって
２年が過ぎた。
私は変わらず
" １人ぼっち "
つらいとか
苦しいとか
もうない
仕方ない、で済ませば簡単だし
＿私は小さい頃から
世界が白黒に見える
普通の人は
色があって
何色かわかる
でも私にはわからない
例えば
「赤色の色紙とって」って言われても
私には全部が白黒にしか見えないから
直感で選んで渡す
『はぁ？この人頼んでないけど』
" 障害者 "
そう呼ばれ続けた
先生『おはようございます。今日は文化祭の準備をしま＿』
文化祭…
私の嫌いな行事
色があるから
みんなが来るから
私の事情を知らない人たちが
私を頼ってくるから
『ねぇ、そこの青いヤツ取って』
「は、はいぃ…！？」
頼られたくない、
怒られたくない、
直感で選んでも
間違えるから。
それでも色はわかんないから
バッと取って渡す
『ごめん、この色違う』
『もういいよ、時間の無駄。自分で取る』
クスクスと奥から聞こえる
もっとわかりにくく笑ってほしい
ばり聞こえてるし
？「なぁ、笑うんはおかしいんやない？」
？「間違えること誰だってあるやろ」
…ん？
なんで私を笑ってた子、注意されてるの？
そんな人今まで見たことなかったのに
？「大丈夫？」
走ってこっちに来る
２人の男の子が……
久々すぎて頭が混乱する
「あ、あ…」
ど、どうしたらいいのかな。
お礼いう？
でも言えない、怖すぎる
？「お節介やった？」
？「ごめんな、こいつが助けたい言うから」
ボケとツッコミみたいな
漫才を見せられてる感じ
……変な人。
重「あ！俺、重岡大毅！！２年なんよ！！」
二カーッと歯を出して笑う
左下には窪み…というか笑窪？
淳「俺は中間淳太。こいつと同じ２年」
メガネ男子…頭良さそうだけど
本物の関西って感じ
『え！なんで中間くんと重岡くん…//』
向こうから聞こえるのはそんな声ばっか
『いけめん』とか
『なんであんな子に話しかけるの？』とか
それでも
聞こえると苦しい
「…っえ？」
気づいたら
重岡さんの手を私の耳に置いて
耳を塞いでくれる
重「大丈夫、安心して」
そう言うと
中間さんと顔みあって
頷く重岡さん
淳「お前ら、悪口にも程があるで」
そんな姿見て
なぜか泣いてしまった
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◎＿まあさ - ルルモさん» ほんと、いつもありがとうございます(泣) (2017年11月27日 7時) (
レス) id: fd8d6fbcab (このIDを非表示/違反報告)
ルルモ - このお話も面白そう！どちらの小説も応援しますね！！ (2017年11月27日 6時) (レス) id: 4227b3104b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎＿まあさ | 作成日時：2017年11月26日 10時
