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【07】 ページ7
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おもーーーい気持ちのまま放課後まで過ごして
部活に励む雅紀の姿を覗きに
また、体育館に向かった
のに
雅紀の姿は見えなくて
いるはずの体育館の周りをキョロキョロと探した
体育館の外の、部室の前に雅紀を見つけて
近くまで駆け寄ろうとした
けど
雅紀の影にいた女バスのあの子に気づいて
思わず隠れるように、校舎の壁に張り付いた
覗き見なんて、するつもりじゃないけど
み、見ちゃったモンはしょうがないよね！？？？
真っ赤になって雅紀にリボンの付いた箱を渡して
ダッシュで、あの子はそのままこっちに駆けてきた
ヤバいっ！！！
慌ててドアの陰に隠れて
走り去ったあの子の背中を見送る
ドアの隙間から雅紀を覗き見て
まんざらでもない顔してるから
ちょっとだけ……いや
かなーーーーり複雑な心境で
こっそりと教室に戻った
.
麻衣「Aちゃん？どうしたの！？」
A「……麻衣ちゃあぁぁぁん！」
たぶん、私は泣きそうな顔してる
てか、半分泣いてる
あの子が雅紀に告白したのかどうかなんて知らないけど
私だけの雅紀じゃなくなりそうで
やり切れない気持ちが体いっぱいに広がっていた
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作者名：四葉（よつば）
作成日時：2013年2月4日 22時
