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【06】 ページ6
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麻衣「おはよ。」
A「おはよう……。」
教室に入るとにこにこ顔で近づいてきた麻衣ちゃんが
麻衣「Aちゃん、チョコ上手にできた？」
A「………。」
麻衣ちゃんは楽しそうにその話を振ってきたけど
A「……なかった。」
麻衣「え？」
A「できなかったの〜〜〜っ！！
お母さんにも手伝ってもらったけど、お母さんも不器用だったの〜〜〜！！」
溶かして固めるだけのチョコレートは
どこをどう間違ったのが分離して溶け出して
母『トリュフ風に丸めちゃえば？』
お母さんの言葉にクルクルって丸めてみたけど
不格好なトリュフ風チョコが出来上がっただけだった
ココアパウダーとパウダーシュガーで
どうにかそれっぽくは見えるけど……
A「あんなの雅紀に渡せないよ〜〜〜っ！！
バカにされるっ！！絶対にバカにされるっ！！！」
麻衣「……Aちゃん……。」
困った顔した麻衣ちゃんだけど
もうできちゃったチョコレートは
どうしようもない
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作者名：四葉（よつば）
作成日時：2013年2月4日 22時
