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【05】 ページ5
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2月14日
晴天に晴れ渡る朝の爽やかな空気とは裏腹に
おもーーーーい気分で家を出た
雅紀「おっはよーーー！Aっ！！」
A「……はよ……。」
雅紀「どうしたの？そんなに暗い顔して？う○こ、出なかったのか？」
A「も〜〜〜違うしっ！！」
雅紀「てか、今日バレンタインだよねぇ？チョコは？チョコっ！！」
朝っぱらからチョコレートの催促をされて
若干イライラ��(￣皿￣；；
だって、作ったチョコレートは
イメージ通りに上手くはいかず
ちょーーー落ち込んでたんだから
雅紀「チョコは？？？ないのっ！？？？」
A「雅紀にはあげないっ！」
雅紀「え〜〜〜っ！？なんでっ？？？
Aからは確実にもらえると思って期待してたのに〜〜〜。」
A「だって……。」
雅紀「なんだ……無いのかぁ……。」
がっくりと肩を落として自転車にまたがった雅紀の背中
いつも通りに後ろに乗った
本当はみっともないチョコもカバンの奥にしまって
渡そうかどうしようか
まだ迷ってる
漕ぎだした自転車に
サラサラと雅紀の髪の毛が風になびいて
その背中にぎゅっと抱きついた
切ない気持ちだけが
胸いっぱいに広がる
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作者名：四葉（よつば）
作成日時：2013年2月4日 22時
