【13】 ページ13
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バレンタインのキスは
甘くて甘くて
チョコレートが二人の口の中で溶け出した
雅紀「なかなか、んまいでしょ？」
A「……うんっ！」
にぱっと笑うと、雅紀は私のほっぺをむにっと掴んだ
A「もういっこ……食べたい。」
雅紀「また、太っちゃうよ？」
A「いいもんっ！雅紀は太っても私のこと好きでいてくれるから。」
雅紀「うん……そうだね？太っても痩せても、AはAだから……。」
今度は私の唇にチョコレートをくわえると
チョコと
そして私の唇を雅紀がパクって一緒に食べてくれた
溶け始めたチョコレートと一緒に
ペロって舌が入り込む
ヘンな感触にドキドキしながらされるがままに
キスした
A「……んんっ！！」
チョコまみれの唇で
息もできないぐらい唇をふさがれて
息つぎするみたいに
何度も何度もキスをした
A「だいすき……。」
雅紀「うん。」
流れに任せるように
そのままベッドに二人して転がった
雅紀「A……このまま、えっちしよっか？」
A「でも……。」
雅紀「なんなら……さっきのＤＶＤも流そうか？」
A「……へ？」
制服の中にスルリと手が入り込む
けど
雅紀「いでっ！！！」
ぎゅうぅぅって、手の甲をつねって
胸いっぱいのドキドキを誤魔化した
雅紀「なんで〜〜〜？Aはしたくないの〜〜〜？」
A「そうじゃないけどっ！」
雅紀「でしょ！？」
さっきまでつねった手を痛そうにしてたのに
それをニコニコ顔に変える
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作者名：四葉（よつば）
作成日時：2013年2月4日 22時
