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「お願い!」「ぇえ、、」「なんで〜〜」と俺絶賛困ってます。




事の始まりはこう。


Aちゃんは今は身体を休めるように、という名目で纏まったお休みをもらっている。

実際は娘のことをほとんど掛かりきりでやって貰っているから休めていない。

たまにしか取れない休みと俺が帰った後は娘のお世話に俺が回る。



Aちゃんみたいに毎日のようにしていないから段取りも悪く、やだやだ期なうの娘の対応にも困り果てる




「お願い!!お着替えしよう?」
「やーだ!」
「なぁんでよ〜」


んで今がこれ。




Aちゃんはお風呂に入ってて、何にも考えないでゆっくり浸かってほしい。

普段はこれが3ターンくらいで折れてくれるのに今回は中々折れてくれない。

頼るわけにはいかない。
どうする俺。





Prrr..

スマホの画面には【康二】の文字



「もしもしーふっかさん〜」

「ごめん、いま.. あぁ!!駄目だよ服着ないと寒いよ」

「おぉタイミング悪かったな、ごめんやでぇ」

「いや良いよ。またかけ直す」

「、、手伝おか?」

「でも」

「任せとき!俺ちっちゃい子の扱いは得意やでぇ!」

「..頼む、どうしたらいいのこういうとき」



「んんとなぁ。あ!変わってもらえたりする?」

「良いけど..パパのお友達がお電話してくれてるの。そう、はいどうぞ〜」



「もしもしぃ」

「もしもし!僕アンパンマン!」

「ふぇ!!あんぱまん!」

「良い子には僕のパンをあげよう、でも君はパパのお願いを聞けてないようだ。パンは渡せないなぁ」


「で、でける!!」

「本当かい?じゃあ今、お洋服を着られるかな?」


「. . . パパ!!ふく、きるの!」


「どうかなぁ、できたかな?」

「ん!!できた!!」

「よぉし、じゃあ明日パパに僕のパンをあげるね。」

「やた!!」

「僕からのお願い。パパとママがお願いしてる時はきちんと守れるかな?」

「うん!できる!」

「よかった、じょあまた電話するね?」

「うん!またね!」








『お!お洋服も着てお布団で寝てるの!偉いねぇ』

「んふ、あんぱまんがね!お願いした!守るの!」

『??そっかぁ良かったねぇ』




『ありがとうね、寝かしつけまで』
「いやいや、大変さが身にしみたよ。いつもごめんね。」
『良いよ。楽しんでしてるしね。あ、アンパンマンって?』
「あぁ、それは、、」


『へぇ。康二くん凄いね。なんかお礼しないと』
「うん、なんかプレゼントするわら」

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作者名:まりゅ | 作成日時:2022年12月9日 1時

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