気づいても、知らぬふりを２

No.91 ページ41

全作品、なかなか更新出来ずすいません。


これからは、まんべんなく更新していこうと思っています！



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you side


この前の事件もあのADが絡んでるのかな。



玲於も心配性だから、帰りも送ってくって言ってくれたから、素直に送ってもらう事にして、玲於は帰っていった。



もしあのADが本当にやばい人なら、私も気をつけないといけない。




みんなに守ってばかりもいられない。




てゆか、男としてあの場にいるのに、あんなにグイグイ来られるのもどうしていいのかわからない。



本性を出さない為にも、近寄らない方がいいのかもしれない。



『今まで以上に気をつけなきゃ…』



そう考えながら眠りについた。









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翌朝、いつもより男らしい格好をして、キャップを被る。


『これでいつもより男だよな。』



何度も確認をして家を出る。



今日は迎えが無いから、歩いて事務所へ向かう。




少し歩いた所で



「Aさん！」


『え？』



振り向くと、そこにいたのは








あのADだった。




昨日近寄らないように気をつけようと決断したばかりなのに、こういう時に限って。



A「今日は天気いいですねぇ。」


『あ、そうっすね。』


A「最近、いつキスしました？」


『いや、前も言ったと思いますけど、しばらくしてないんで。』


A「本当ですかー？本当は結構最近にしてたりして。笑」


『いや、無いですから。』



やっぱり、この人は苦手だ。


色んな質問をしてくるから、いつ正体がバレてしまうかとヒヤヒヤしてしまう。



『じゃあ、俺事務所着いたので、これで。』



A「じゃあ、最後の質問させてください！佐野玲於と…付き合ってるんですか？」



『…は？』



A「最近一緒にいる事多いですよねー。昨日も一緒にいたし。」


『そんな事あるわけないだろ！』





私は怖くなって、その場から走り去った。







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