気づいても、知らぬふりを２

No.67 ページ17

隼side


決めたお肉とサンチュとライスを頼んで、2人で食べる。


『前から思ってたけどさ、隼ってめっちゃ美味しそうに食べるよね。笑』


隼「え、そう？」


『うん！ついつい私も食べ過ぎちゃう。笑』


隼「そんなに細いのに？」


『これでも鍛えてるんですー！笑』



食事もお酒も進んで、2人でほろ酔い。




隼「あー、ほんっとに可愛い。」


『隼酔いすぎー！笑』


隼「酔ってないよ！本当に思ってる！」


『えへへ、ありがと。あ、みんなには内緒だよ？』


あー、この人が僕の恋人だったらいいのに。



言ってしまいたい、、



伝えて、僕の彼女になってくれたら。




なんて贅沢な悩みだよな。


『あ、デザートきた！』


ちゃっかり頼んでいたらしいデザート。


隼「うわ！うまそー！」


『でしょー！隼も食べる？』


隼「あ、いいよ、自分で頼める。」


『じゃあ、味見ね！あーん！』


隼「え…ちょっと///」


『早くー。食べてみて！隼も私にやったでしょ？』


隼「あーん///やばい、恥ずかしい///」


口の中は甘い味がして、目の前にはAちゃんがいて。


恥ずかし過ぎて顔が熱い。



『美味しいでしょ？』


隼「すっごいおいしい…です」


『あ、ねぇ、誰にも見せないって約束で、写真撮ろうよ！』


隼「え、写真？」


『そう！ちゃんとカップルっぽくね！デートだから！』


隼「出来るかなぁ、」


『早くやろー！』



そう言って2人の写真撮影が始まった。

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