気づいても、知らぬふりを

No.8 ページ8

『着替えた。あとは隼か。』



寝かせた隼の上の服を脱がせて、着替えさせる。


『あとはよろしく。』


下を脱がすのは気が引ける。


龍「俺やって嫌やわ！(笑)俺、シャワー入りたい。」

『今かよー…。まぁ、いいよ。ちょっと起こしてみるわ。』


そう言って龍友をお風呂場へと案内した。





『よし、もう一回起こしてみるか。』


体を揺すってみる。


『おーい。隼ー。起きてー。』


全然起きる気配が無い。


『おーい…』


隼「ん…あれ？」


『起きた？』


玲「可愛い…」


『は？何言ってんの？はや…』




気づいたら唇に温かい感触。



『ちょ…何してんだよ！寝ぼけんな！』



急いで唇を離すと、再び目を閉じる隼。


『はぁ…もう。結局着替えさせるしかないのかよ。』


もう吹っ切れた。



隼のベルトを外して、ズボンを脱がせる。


そーっと履かせていると


龍「悠くん、大胆やな。笑」


『いつからいたんだよ…』



私が必死こいて着替えさせてんのに！



寝ぼけて隼にキスされるし。


龍「んー、悠くんが隼のベルトを外すあたり？」


そんなとこから見てたのかよ。


つーか、シャワー出るの早すぎだろ。


『じゃあ、手伝って。』


龍「しゃーないなー。龍友様が手伝ったるわ。」


『調子に乗んな。』


そんなこんなで隼に着替えさせるのを終わった。





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