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No.19 ページ19

you side



『裕太くん、待って!』


裕太くんは歩くの早くて、出た時には結構先に進んでいた。


裕「来たん?」


『1人より2人がいいだろ。』


裕「まぁ、そやね。」


『あいつら、本当にワガママだ、本当。』


裕「でも、可愛い末っ子やろ?笑」


『まぁね。笑』



そんな事を話していたら、コンビニに着いた。



ツマミやお酒を多めにカゴに入れてレジに向かう。



会計が終わった後の袋を持とうとすると、


裕「ええよ、俺持つからこっち持って。」


そう言って渡されたのは、ツマミが入った軽い袋。


『俺だってそれくらい持てるのに。笑』


お互いに袋を持って、さっき来た道を戻っていく。



裕「女の子に持たすわけにはいかん。」


『…え!?』


急に言われてビックリしてしまう。


『…女みたいに筋肉無いからって、ひどいわー、裕太くん。笑』


こう言うのが精一杯だった。


裕「…バレたらヤバイんやろ?言わんから安心して。」


『…いつから?』


裕「何が?」


『いつから知ってたの?』


裕「んー、最初から。」


『何で気づいたの?』


裕「俺、悠くんが働いてた美容室行った事あんねん。担当は違ったけど、覚えてた。」


『…そうなんだ…。』



裕太くんは最初から知ってたんだ。


知ってて知らないふりしてくれてたんだ。



『お願い、誰にも言わないで。』


裕「大丈夫やって。仲間売るような事はせんよ。」



裕太くんはきっと、約束を守ってくれる。



気づいていたのが裕太くんで良かった。








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まあ(プロフ) - 片ノ瀬乃於さん» コメントありがとうございます!頑張って更新しますので、楽しみにしていてください(^^) (2019年4月5日 20時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
片ノ瀬乃於(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!続きとっても楽しみです。頑張ってください! (2019年4月5日 19時) (レス) id: 7c0d27effe (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - kulさん» 好きと言ってもらえて嬉しいです(^^)コメントもらえて、やる気が出ました!ありがとうございます(^^) (2018年12月3日 21時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
kul(プロフ) - すごく好き、で何回も読み返しちゃいます!これからも応援してます! (2018年12月3日 21時) (レス) id: 6f2e676eb1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあ | 作成日時:2018年11月5日 1時

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