No.11 ページ11
事務所に来た私たちは、受付の女の人に挨拶をして中に入る。
今日は、新曲のお披露目という事で、デパートでライブをやる事になっている。
楽屋に入ると、
涼「おはよー！ねぇ、曲ちゃんと覚えてきた？」
『はよー。俺を誰だと思ってんの。完璧。』
龍「すごい自信やなー。笑」
『当たり前。』
なんて言ってるけど、内心心臓バクバクで、ちゃんと歌えるか不安。
適当に時間を過ごしてから、ライブ会場へと移動の時間になった。
バスの中でも、ワイワイしてる所を見ると、みんなは緊張なんかより、楽しみの方がでかいんだろうな。
イヤホンで自分たちがこれから歌う歌をエンドレスに流す。
ちゃんと歌えるはずなのに、不安しかない私は、きっとビビリなんだろう。
ヘアセットやメイクをやってもらい、衣装に着替える。
もちろん私はみんなと着替えるわけにはいかないから、衣装を持って、みんなにバレないように別室で着替えた。
ボーカル組が発声練習を始める。
ダンサーは最後に振り付けを確認している。
それに合わせて、私も小声で歌いながら軽く踊ってみる。
『はぁ、やべ…』
軽く踊っただけのはずなのに手汗がひどい。
これはダンスをしたからなのか。
それとも緊張からなのか。
笑う事さえ忘れてしまいそう。
私、いつもどうやって笑ってたっけ。
きっと今の私の顔はみんなに見せられないくらいガチガチになっているんだろう。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 489人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まあ(プロフ) - 片ノ瀬乃於さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、楽しみにしていてください(^^) (2019年4月5日 20時) (
レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
片ノ瀬乃於(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます！続きとっても楽しみです。頑張ってください！ (2019年4月5日 19時) (レス) id: 7c0d27effe (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - kulさん» 好きと言ってもらえて嬉しいです(^^)コメントもらえて、やる気が出ました！ありがとうございます(^^) (2018年12月3日 21時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
kul(プロフ) - すごく好き、で何回も読み返しちゃいます！これからも応援してます！ (2018年12月3日 21時) (レス) id: 6f2e676eb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まあ | 作成日時：2018年11月5日 1時
