No.37 ページ37
you side
涼「おじゃましまーす。」
『おじゃまされまーす。』
涼太と家に帰宅して、冷蔵庫に向かう。
『涼太も飲む?ビール!』
涼「飲む!」
自分の分のビールと涼太のビールを出す。
涼「毎日ビール飲んでるの?」
『んー?たまにかな。今日は飲みたい気分だろ?』
涼「ちゃんと付き合ってね。」
『もちろん。笑』
2人でビールを開けて乾杯をする。
『明日仕事に支障無い程度にな。』
そう言って、涼太の元を離れて、蒸しタオルを用意して、涼太に渡す。
『はい、これ。目に当てて。』
蒸しタオルを受け取って目に当てる涼太。
涼「悠くんって、色んなこと知ってるよね。。」
『まぁ、この歳になればなんでも知ってるよ。』
涼「…悠くんは失恋なんてした事ないでしょ。」
『あるよ。フラれた事もフッた事も。』
涼「そうなの?」
『俺もさ、寂しくて友達に戻った事もあるよ。…彼氏として待ってるよりも、友達として付き合った方がいいと思ったんだよ。そいつとは今でも友達だけど。』
涼「…寂しいって孤独なんだね。フラれてから気付いたよ。」
『うん。その時は俺…まだ少し若かったしさ、自分の事しか考えてなかったんだ。でも、今となってはその時の相手の気持ちもわかるし、今後俺も気をつけようって思ってる。』
涼「俺も、次の彼女が見つかる時は…今までの彼女以上に大切にする…」
『うん。次の彼女はきっと幸せだな。』
涼「うん、悠くんの次の彼女もきっと幸せなんだろうな。」
『だといいけどね。笑』
目に当てていたタオルをテーブルに置いて、ビールを飲む涼太。
でも、さっきまでの悲しそうな顔じゃなくて、少し力強い、でも優しい眼差しになっていた。
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まあ(プロフ) - 片ノ瀬乃於さん» コメントありがとうございます!頑張って更新しますので、楽しみにしていてください(^^) (2019年4月5日 20時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
片ノ瀬乃於(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます!続きとっても楽しみです。頑張ってください! (2019年4月5日 19時) (レス) id: 7c0d27effe (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - kulさん» 好きと言ってもらえて嬉しいです(^^)コメントもらえて、やる気が出ました!ありがとうございます(^^) (2018年12月3日 21時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
kul(プロフ) - すごく好き、で何回も読み返しちゃいます!これからも応援してます! (2018年12月3日 21時) (レス) id: 6f2e676eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2018年11月5日 1時