ホームレスを拾いました3

No.122 ページ22

待ってって言ってもスタスタ歩いて行ってしまう玲於。


『怒っちゃったかな…』


亜「ちょっとヤキモチ妬いてるだけじゃない？」


『うん…』


残ってくれてた亜嵐くんと隼くんと話をしていた。


『長居してしまってすいません…。そろそろ戻ります。失礼しました。』


臣「Aちゃん、また来てね。」


『はい、ありがとうございます！』


三代目のみなさんに挨拶をして、みんながいる部屋へと戻った。







『ただ今戻りました…』


涼「あ、Aちゃんおかえりー！」


『うん、ただいま…。あの…玲於？』


「…何？」


『あの…ごめんね？長居しちゃって…』


「…別に…怒ってるんじゃない…」


『怒ってないの？』


「何か…寂しくなった…それだけ。」



そんな事言う玲於が可愛くて、玲於の隣に座って手を握った。


『玲於？…大好き。』


「…うん。」


耳まで真っ赤にしてる玲於を見ると何だか嬉しくなった。


『あ、私やる事まだあるんだった！ごめんね！ちょっと行ってくる！』



バタバタと楽屋を出て行ったA。


何か、こんな子供っぽい俺で申し訳ないな…



隼「ねぇ、さっきのAちゃん可愛かったね。」


涼「大好きって言ってたとこ？めっちゃ可愛かった！」


「ちょっと！聞こえてるけど！」


隼「可愛いって言っただけじゃん！笑」


亜「あんまり小さい男は嫌われるよ！笑」






そんな事、俺が一番わかってるよ…








Aは、俺以外の所にいかないって信じてるけど…






やっぱり不安なんだ。






.

No.123→←No.121 作者より

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す