ホームレスを拾いました2

No.73 ページ23

玲於side

HIROさんに呼ばれて、事務所に来た。



コンコン




「失礼します。」


H「おー、来たか。お疲れ様。さっそく話なんだけど、お前が週刊誌に載る事になった。」


「週刊誌…ですか？」


H「まずは、お前がホームレスだった事。あと、今同棲してる人がいるのか？」


「…はい。」

H「ホームレスだった事は事実か？」


「事実です。」


H「そうか…ホームレスだった事は別に恥ずかしい事じゃないから堂々としておけ。ただ…同棲してる人とはしばらくは会えない事を覚悟しておいて。」


「！！どうしてですか！」


H「このままじゃ、相手の女の人にも迷惑がかかるぞ。あと、玲於…その人への気持ちは本気なのか？」


「本気です…。俺をホームレスから救ってくれたのも、俺にダンスを教えてくれたのも、その人なんです。俺にはその人以外考えられないです…」


H「その人にも連絡はしておいた方がいい。とりあえず、収まるまでは、別な部屋を用意しておく。」


「…わかりました。でも、本当にその人は大事なんです…いつか…結婚もしたいと考えています。」


H「そうか。じゃあ、ちゃんと守ってやらないとな。俺は応援してるから。頑張れよ。」


「ありがとうございます…失礼します。」



部屋から出て、俺はすぐにAに連絡をした。




----------------------------------------

Aへ
ごめん、俺週刊誌に載る事になっちゃった。
ホームレスだった事とAとの事。
Aに迷惑かけたくないなら、しばらく会うなって言われちゃった。
電話は毎日する！
だから待ってて。


-----------------------------------------









.

No.74→←No.72

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す