No.55 ページ5
連れてこられたのは、凄くオシャレなホテルのレストランだった。
『玲於?あの…怒ってるんじゃなかったの?』
「怒ってるよ…」
やっぱり怒ってたんだ…
『ごめんね…?』
きっと私が何かダメな事をしたんだと思い、とりあえず謝った。
「俺が何で怒ってるかわかる?」
『…わからない。』
「今日は何の日?」
思い浮かぶのは私の誕生日という事。
『私の…誕生日…』
「そう。…俺、直人さんに聞くまで知らなかった。俺、彼氏なのに…彼女の誕生日も知らなかった。直人さんも知ってるのに…」
『ごめん…玲於、仕事忙しいと思ったから…』
「俺は…仕事でも、Aの誕生日だったら急いで帰る!Aに何かあったら…何があってもすぐ帰るから…何でも言ってよ…俺、Aの事たくさん知りたいのに、何も知らない…」
私の事、何も教えてなかったんだ。
それが原因で玲於をこんなに悲しませてしまっていたんだ。
『玲於、ごめんね…』
「うん…ここでご飯食べよう!俺、ちゃんとお祝いしたい!」
『でも…こんな高そうな所で…』
「Aは何も気にしなくていいの!」
ここのレストランでは、今までに食べたこと無いくらいオシャレで、おいしくて、こんなラフな格好で来たのが恥ずかしいくらいだった。
『すごい、こんなにオシャレな料理もお酒も初めて!』
「喜んでもらえてよかった…」
『ありがとう。玲於!』
久々に一緒にご飯食べたし、ちゃんと会話もしたけど、スーツを着ている玲於は、いつもより少し大人な男でキュンとしてしまった。
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きゃら(プロフ) - 北海道に住まわれてらっしゃるのですね( ; ; )辛い状況な中なのにも関わらず更新して下さって、、嬉しいです!3も楽しみにしてます!! (2018年9月21日 0時) (レス) id: 689ff0d5f6 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 侑李さん» もうすぐ3にいきますので、3でもよろしくお願いします! (2018年9月18日 12時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - まりのさん» ありがとうございます!頑張って更新していきます!いつもコメントありがとうございます(^^) (2018年9月18日 12時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
まりの(プロフ) - ストーリーの展開がとてもいいです!更新が楽しみで仕方ありません! (2018年9月13日 18時) (レス) id: eb4611f2fe (このIDを非表示/違反報告)
まりの(プロフ) - このストーリー好きです!更新楽しみにしてます、頑張ってください! (2018年8月25日 7時) (レス) id: eb4611f2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2018年8月13日 23時