No.44 ページ44
玲於side
俺はAを連れて、使われていない部屋へと向かった。
「A…よかった、記憶戻ってくれて。」
『ごめんね、玲於。』
「俺…本当に辛かった…近くにいるのに、遠くなっちゃったみたいで…」
Aには言えなかったけど、ずっと寂しかった。
Aが俺の事を玲於くんって呼ぶたびに、泣きたくなった。
俺の事玲於って呼ぶようになってからも、やっぱりAだけどAじゃない気がして、それが一番辛かった。
「A、俺ね、デビューしたんだよ。」
『うん、おめでとう！ちゃんと見てたよ！』
「ちゃんと…Aに伝えられてよかった。」
『記憶無くしてる時の事も、その前の事も、今はちゃんと覚えてる。玲於が頑張ってきた事も、今では全部覚えてる。もう忘れないよ！』
「あの…さ、」
記憶が戻ったら伝えようと思ってた事。
でも、いざ言葉にしようとすると、言葉が出てこない。
『玲於？』
「…」
『…みんなのとこ、戻ろっか！』
何も言わない俺を見て、気を使ったのか、Aは部屋から出て行こうとした。
「待って！」
咄嗟に、Aの腕を掴んで、引き止めた。
「みんなのとこ…行かないで！」
『玲於…？どうしたの？』
Aが俺の顔を見て困っていた。
「俺…」
それから、また無言になったけど、Aは俺の言葉を待ってくれた。
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まあ(プロフ) - 侑李さん» ありがとうございます！ゆっくりですが、更新していきますので、待っててください！いつもコメントありがとうございます(^^) (2018年8月7日 22時) (
レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
侑李 - 面白すぎです！！ (2018年8月5日 21時) (レス) id: 160a390c55 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 侑李さん» 更新遅くなってしまってごめんなさい。頑張ります！ありがとうございます！！ (2018年8月1日 22時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
侑李 - 続きがすっごく気になります！更新頑張ってください！ (2018年8月1日 20時) (レス) id: 160a390c55 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 侑李さん» 初のコメントありがとうございます！ゆっくりですが、更新していくので、よろしくお願いします！！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 8920decd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあ | 作成日時：2018年7月23日 12時
