No.13 ページ13
次の時間帯で行われるのが、男子中級クラスだった。
初級クラスで踊ったこともない玲於が中級クラスで踊るのは、ついていけないと思ったけど、それがそうでもなくて。
直人さんにダンスを教えてもらって、完璧に踊れてるのは玲於を含め数人しかいなかった
『玲於…すごいじゃん…』
ビックリするほど、覚えも早く、本当に初心者なのか疑いたくなるほどだった。
休憩時間、玲於が私の所に来た。
「A!ダンスめっちゃ楽しいね!」
『そうでしょ?笑』
そう話していると、後ろから「佐野くん!」とみんなから呼ばれていた。
みんなの輪に入って、話している玲於。
玲於が他の人と話している所を見たことが無かったから、すごく新鮮。
最初は緊張してたけど、今はもうみんなと打ち解けたみたい。
直「あの子、すごいじゃん。」
気づいたら横に直人さんがいて、話しかけてきた。
『ねー。こんな才能があるなんて知らなかったよ。笑』
直「これから、もっと上達するんだろうな。まだまだ若いし。」
『そうだねー。これからどんな風になっていくんだろう。楽しみ!』
直「今日、仕事休みなんでしょ?この後2人でご飯行かない?久々に。」
『あー…ごめんなさい。私、玲於いるし…』
直人さんには玲於の事情は話していない。
玲於がホームレスだった事、一緒に住んでいる事も何も言っていない。
玲於が自分から言うようになるまで私は黙っておこうと思った。
531人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まあ(プロフ) - 侑李さん» ありがとうございます!ゆっくりですが、更新していきますので、待っててください!いつもコメントありがとうございます(^^) (2018年8月7日 22時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
侑李 - 面白すぎです!! (2018年8月5日 21時) (レス) id: 160a390c55 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 侑李さん» 更新遅くなってしまってごめんなさい。頑張ります!ありがとうございます!! (2018年8月1日 22時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
侑李 - 続きがすっごく気になります!更新頑張ってください! (2018年8月1日 20時) (レス) id: 160a390c55 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 侑李さん» 初のコメントありがとうございます!ゆっくりですが、更新していくので、よろしくお願いします!! (2018年7月27日 16時) (レス) id: 8920decd3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まあ | 作成日時:2018年7月23日 12時