No.1 ページ1
何も変わらない日々。
親元を離れて働き始めてもう4年も経った。
いつものように、会社へ行き、いつものように帰宅する。
でも今日は違った。
「すいません…食べ物を…」
「きたなーい、近寄らないでよ！」
「あの…食べ物を…」
「おい！くせーから近寄るな！」
男の人であろう人が色んな人に声をかけていた。
最終的には、酔っ払いのおじさんに蹴られて倒れ込んでいた。
私は少し気になって近寄って話を掛けてみた。
『お腹空いてるんですか？』
「はい…」
『じゃあ、これ。夜ご飯に食べようと思ったんだけど…よかったら…』
カバンに入っていたおにぎりを2つ渡した。
「あ…ありがとうございます…」
『え、ちょっと待って！すごい擦りむいて血出てる！』
とりあえず手当てしないと…
近くの公園に連れて行き、おにぎりを食べ終わるのを待った。
『あの…名前は？』
「玲於。」
『何歳なんですか？』
「20歳」
『え！年下！？』
顔が見えないし、何歳かわからなかったけど、そんなに若かったなんて。
『ご両親は？』
「どこにいるかわかんない。」
『そっか…』
あんまり深く聞かない方がいいのかなって思って、それ以上聞くのをやめた。
「おにぎり、ありがとうございました。じゃ…」
『待って！』
何を思ったか、とっさに腕を掴んでしまった。
「…何ですか？…俺汚いから…触らない方がいいですよ。」
『まだお腹空いてるでしょ？』
「いや、もう大丈夫です。」
グゥー
『笑』
「////」
『ちょっとついてきて。傷の手当てしないと。血だらけだよ？痛いでしょ？』
「こんなの、ほっといたら治りますから。」
『ダメ。とりあえずついてきて。』
その子が逃げ出さないように、手を握って家に向かった。
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まあ(プロフ) - 侑李さん» ありがとうございます！ゆっくりですが、更新していきますので、待っててください！いつもコメントありがとうございます(^^) (2018年8月7日 22時) (
レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
侑李 - 面白すぎです！！ (2018年8月5日 21時) (レス) id: 160a390c55 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 侑李さん» 更新遅くなってしまってごめんなさい。頑張ります！ありがとうございます！！ (2018年8月1日 22時) (レス) id: f95bb6046c (このIDを非表示/違反報告)
侑李 - 続きがすっごく気になります！更新頑張ってください！ (2018年8月1日 20時) (レス) id: 160a390c55 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - 侑李さん» 初のコメントありがとうございます！ゆっくりですが、更新していくので、よろしくお願いします！！ (2018年7月27日 16時) (レス) id: 8920decd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まあ | 作成日時：2018年7月23日 12時
