無愛想なキミ2 (ページ39)

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No.88 龍友side ページ39

手術中のランプが点灯している

その間にAの両親、俺の親、涼太、玲於、隼に連絡をした。

最初にAの両親が来た時、俺は立ち上がって深くお辞儀をした

龍「すいません…俺が付いていながら…」

Aのお母さんが泣いていた。

A父「…頭を上げてください。あなたのせいじゃありません。悪いのは全て…Aを刺した奴なんですから…っ…」

そういうAのお父さんも泣いていた

それから、みんなが来て、俺の親もかけつけた。

みんなが泣いていて

俺も涙が止まらなかった。

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何時間たったかわからない。

みんな、手術室の前でただ祈る事しか出来なかった。

手術中のランプが消え、お医者さんが出てくる。

先生「一命は取り留めました。あとはAさんが頑張ってくれるのを期待しましょう。」

そう言った。

龍「ありがとうございます！ありがとうございます！！！」

俺は泣きながら何度も先生に頭を下げた。

その後Aは集中治療室へと入っていった。

そして俺は警察に色々聞かれた。

犯人の特徴、声、格好

早く捕まればええと思って俺がわかっていることを全て伝えた。

警察からの質問が終わり、みんなの元へと向かった。

涼「龍友くん…犯人の顔見たの？」

龍「…帽子深く被っててわからんかった。女やったと思う。あんただけが幸せなんて許さないって言ってた。」

玲「…あんただけが幸せ？」

隼「…A…っ…せっかく幸せになれたのに…っ…許せないよ…犯人…」

隼は来てからずっと泣いている。

龍「…俺も許せない」

涼「…Aは見たのかな…犯人…」

龍「あ…そういえば…A刺された時、あやって言っとった…」

涼「…あや？それ、警察の人に言ったの？」

龍「言ってへん…」

玲「あや…み…」

涼「あやみ？」

玲「昔Aに嫌がらせしてたのって彩未って奴じゃなかったっけ？」

涼「あ、そうだ…確か。Aが嫌がらせされてた事も全部、警察に伝えよう。」

俺たちは全員で警察に昔のAへの嫌がらせをしていた2人の事を全て話した。